日本海側の冬は、冬型の気圧配置のあいだはずっと晴れ間が見られないのが長く続きます。
それでも、今年の1月はなんだか太陽が顔を出すのが多いかな?というように過ぎています。
(過去の記録を見ると、平年並みより日照時間がちょっとだけ多い)

21日には、朝には素晴らしい青空になっていました。
これは、朝日連峰も綺麗に撮れるだろうと、正午あたりに山の見えるところへ。
1月の大朝日岳。真っ白ですね。でも、霞がかかったような背景の空。
山の草とか花とか虫とか-21日大朝日周辺

大朝日岳から、右(北)に向くと、清太岩山からユーフン、竜門も真っ白。
山の草とか花とか虫とか-21日竜門あたり

夜には薄雲がかかりましたが、星空を見ることもできました。
月と冬のダイヤモンド。
・・・わかりにくいですね。
山の草とか花とか虫とか-21日冬のダイヤモンド

線を入れてみましょう。
黄色い線が冬のダイヤモンドです。
左の角はおおいぬ座のシリウス。そこから左回りに、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、右端にぎょしゃ座のカペラ、月の左上の明るいのは木星で、その左上におうし座のアルデバラン、次がオリオン座のリゲルで冬のダイヤモンドになります。
赤い線は冬の大三角で、これは正三角形に近くてたいへんに冬の空に目立ちますね。
シリウスとプロキオンに、オリオン座のベテルギウスを加えて冬の大三角です。
山の草とか花とか虫とか-21日冬のダイヤモンド線入り
よく見ると、月の回りに月暈が見えています。

23日の昼のこと。
この日も晴れて太陽には日暈がかかりました。
暈は、22°ハロなどとも呼びます。お日様から22°離れたところにできる光のわっかです。
これは上空に薄雲がかかっているときに良く見られ、太陽の光学現象のなかではかなり頻繁に見られるものです。ほんのりと虹色(すこし彩度の補正をしてあります)。
日暈が出ると、その後に天候が悪化の兆しと言われますが、冬の山形は曇りや雪が多いのでいずれにしても幾日か後には荒れ模様になりますね。
山の草とか花とか虫とか-23日日暈

おなじく23日の夜には、月にも暈がかかりました。
月の右上の明るいのは木星、その下に右に細くなったV字のヒアデス星団。
輪の1時方向にはプレアデス(すばる)、輪の右下にはオリオン座が見えています。
月暈も日暈とおなじような条件で出ますが、月が明るいころでないと夜に見られないので日暈よりも見られる頻度は減るかと思います。
山の草とか花とか虫とか-23日月暈

この日は月光で朝日連峰もうっすらと見えていました。
山の草とか花とか虫とか-23日夜の朝日連峰

翌日の24日。
この日は朝からたいへんに晴れ、ドアミラーに朝日連峰が映えているのに気がついて、急いでクルマを停めて撮影。朝の出勤の時間でしたから、眺めのよいところまで行って見られないのが残念でした。
山の草とか花とか虫とか-24日朝日の朝日連峰

24日の昼には、ずっと晴れていて気温は5度以上にも上がり、やあやあ、もう春のようだね、と世間話をしていたりしました。
冬の晴れ間に暖かいとぬが~っと背伸びをしたくなり、ぬが~っとすると、雪かきでお疲れの背中の筋肉が痛デデでっと、攣ったりします。
家に向かって帰りはじめたのは13時50分ほどになっていました。
山頂近くからは、家の向かいの斜面が見えました。写真中央の右よりの白い中にスギがまとまってあるところが家の向かいの斜面です。
近くて遠いですね。
山の草とか花とか虫とか-家の向かいの山

下りにも吹雪いてきたりしましたが、新雪のなかをふわふわと浮くように滑っていきます。
下りっぱなしだと早いのですが、登り返しもいくつかあります。
写真は熊鷹山。
山の草とか花とか虫とか-吹雪

裏山との峠の近くまで来てから、裏山への登り返しはおなかが減って辛くなってきたので、この前日に登ってきた裏山の裏のほうへ下ることにしました。
峠の手前からふもとの道のほうへショートカットしました。
写真の奥に峠があります。
山の草とか花とか虫とか-峠の近く

ここからは夏には道になっているところです。
両脇にスギの林。
山の草とか花とか虫とか-スギの道

この前日に登っていったところにつきました。
昨日の自分のトレース。なんだか安心します。
山の草とか花とか虫とか-昨日のトレース

前日の出発地点へ着きました。
登りは3時間ほど。下りは40分ほど。
空は青くなってきました。
山の草とか花とか虫とか-帰り

熊鷹山を振り返ります。
ここからは見えませんが、あの山のふたつ向こうまで行きました。
目指す15km先の山までは、数えてみると、そこからさらに22ほどの大きな山、小さな山を越えていくことになるようです。なんともしかたのない計画を思いついてしまいましたが、自分で思いついたことなのでしかたありません。
山の草とか花とか虫とか-熊鷹山を眺める

道沿いの田んぼわきには、子どものころに、冬にどじょうを捕まえに来たちいさな池があります。今もいるのかな?
山の草とか花とか虫とか-どじょうのいた池

これはもう先週の写真になってしまいましたが、道の脇の雪はこんな感じ。
道路の標識は、高さ何メートルとか規格が決まっているものでしょうか?
山の草とか花とか虫とか-道のわきの看板

大日堂の近くを通って帰ります。
大日堂の境内のスギの森。手前の枝を空に広げた樹形の木はクリの木です。スギの森を守るように見えています。
山の草とか花とか虫とか-大日堂の森

家について裏山の方向。
西に傾いた陽射しがこちらの空まで射していました。
山の草とか花とか虫とか-裏山 夕陽

今回の登りでは、途中からスキー板の裏のウロコがさらさらの雪で効きにくくなり、新雪が深いためストックを伸ばして(伸び縮みするストックを使っていました)もどこまでも刺さっていってしまうので、なかなか難儀することになりました。
そして、プラブーツ。
プラブーツは下りは安心感があるのですが、登りはやはり重さを感じてきます。どうにも一長一短です。
おそらく2月半ば以降だと雪も締まってきてもう少しスムーズに進むのかなと思うものの、片道15km、往復30km、(夏だと短い距離ですが、このルートは夏だとヤブで歩かれない)今回のペースで歩くと24時間ほどの道のりの長さに怖ろしいなという気持ちも強くなってきました。
もうちょっとね。しっかり準備して臨みたいと思います。

なお、これが、目指す先の山のほうから見た歩いてみたいルート。
手前の尾根のでこぼこを越えて歩きたいなあと思っているのです。
山の草とか花とか虫とか-昨年見たところ
熊鷹山からすこし進むとたいらなところが少しあります。
こんなところが続いたら気持ちよいのだけれど。
山の草とか花とか虫とか-気持ちよい尾根

またまたまたスギの林を抜けて、
山の草とか花とか虫とか-スギの林を抜けて

その先はつらい登りと昨年にリョウブの生えていたちいさなピークを越えて登っていきます。
結構疲れていたのでしょうね。写真をほとんど撮っていません。
登るにつれて、雪の様子が変わっていきます。
山の草とか花とか虫とか-雪の風景が変わっていく


正直に申し上げると、夏に大朝日岳に登るのよりも疲れてしまっていました。
時間は過ぎていき、目的の山が見えそうな567mの山頂が見えたのは13時30分ごろになっていました。
山の草とか花とか虫とか-山頂が見えた

567ピークからは、この日に行ってみたかったピークが見えるはず。
思っていたよりも時間がかかってしまったのでここで引き返すことにします。
出発から3時間かかって進んだのは2.5kmほど、標高差は登って下って500mくらいでした。
出発が遅かったのもありましたが、体力の限界を感じていましたから、いずれにしてもこの先には進めなかっただろうと思います。

山頂は吹雪いて鼻水が凍りそうで鼻の下が痛い・・・。
眺めたかった西のほうはなんにも見えません。
いや、シルエットだけなにかしら見えます。
山の草とか花とか虫とか-吹雪く西

もうすこしすると吹雪きもちょっとおさまって、なにかしら見えるかもと山頂付近で木の芽などを見て過ごします。
これはタムシバかな?コブシかな?なんとなくですが、タムシバっぽい。
山の草とか花とか虫とか-タムシバかコブシの芽

こちらはマンサクの冬芽ですね。
山の草とか花とか虫とか-マンサクの冬芽

丸っこいのがぶらさがっているのは花の咲く芽。
先っちょのなぎなたのような形のものは、葉っぱになる芽です。
山の草とか花とか虫とか-先っちょは葉っぱの芽

そんなことをしているうちに、うっすらと見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-うっすら見えてきた

もすこし見えてきました。
この右に見える山に行きたかったのです。
ここから2.2kmほどの道のり、また峠まで下り、左に見えている山を越えていかないといけません。
山の草とか花とか虫とか-右の山まで行きたかったのです

直上の空は青くなってきました。
山の草とか花とか虫とか-真上は青空

西のほうはさらに見えてきました。
この日に向かった山の向こうに、白く三角に見える山があり、そのさらに西に山がいくつも続いています。
山の草とか花とか虫とか-晴れてきたけれど

今年になるか、また次の冬になるのかわかりませんが、自宅から15kmほどの道のりをこの山々のとおりに歩いていきたいと計画していました。
雪が締まって歩きやすい3月あたりならもっとぐんぐん進むのかもしれません。
それでもこの調子では、2泊くらいはする日程が必要かなあとわかりました。
体力の無さ、足の遅さを思い知らされて家路につくのでした。