これは一昨日のことだったでしょうか、昨日のことであったでしょうか。
となりの集落の川の近くでは、雪がまだ残っておるものの田んぼの畦などは雪が消えて、カラスがちょっとおすましするような足取りで歩いていました。うれしそうですね。
山の草とか花とか虫とか-うれしそうなカラス

わが家の近くの道端にアサツキも顔を出して、家の前の土手などからアサツキを収穫して食卓に上ったりします。味噌和えが美味しゅうございます。
アサツキを食べると、翌日はおならが強烈になるとかなんとか。美味しいのでね、ついつい次々に食べたくなります。
山の草とか花とか虫とか-アサツキ

庭にある古く太い梅の木のつぼみはまだ固くちいさなままでした。
暖かい地域では2月にも咲いたりするようなことですが、うちではだいたいサクラと同じくらいに花が咲きます。
山の草とか花とか虫とか-まだかたいつぼみのウメ

昨日の朝の大朝日岳。すっきりと空気の澄んだ朝で、純白の厳冬と変わらぬ雪の景色の大朝日岳が見えました。
山の草とか花とか虫とか-朝日連峰

その北の中岳のあたりからは雲をまとっております。
ふもとは日に日に春の命の萌え出る季節を迎えていても、山はまだ清冽な空気を感じさせる純白の雪の季節のままでありました。
山の草とか花とか虫とか-朝日連峰2

昨年は今の時期に登った赤見堂岳。今年は昨年よりも、雪がフレッシュなままであるように遠くからだと見えるようです。
山の草とか花とか虫とか-赤見堂岳

昼のごはんをいそいそと済まして、ちょっとだけ花の様子などを見に行きました。
ちいさな山の上ではコブシがびろうどのような毛のつぼみを開いて花びらが出てきておりました。
山の草とか花とか虫とか-コブシ

コブシはタムシバという似た花をつける木があります。
コブシにはこんなふうにつぼみにちいさな葉がつきます。
小さな葉も生まれたばかりの儚さの感じる緑色でございました。
山の草とか花とか虫とか-コブシの一葉

サクラが一時期に木を包むように花開くのに似て、コブシも一時に木全体の花が開きます。
その様子はあと数日後のことになるでしょうか。それでも、もう押しとどめようのないくらいに花の時期が間近になっているのですね。
山の草とか花とか虫とか-コブシと青空

北に月山。
実は、先週に月山に登ろうかと計画をしておりました。
地域によっては、仏様の出た家の人はその年は、神社に参拝しないとか、鳥居をくぐってはいけないとか、山も神域なので行かないとかいうようなところもあるそうです。でも、このあたりの山の信仰にあっては、先祖の霊は家の近くの山から、だんだんと高い山へ年月を重ねて登っていくものですから、山に行くのは墓参りのようなものだろうかと思います。今年もやはり山に行きましょう、行きましょう。
(なお、こないだの月曜に月山のスキー場はようやくオープンしました。冬は雪が多すぎてリフトの営業ができないのです。)
山の草とか花とか虫とか-月山

コナラの林のしたには、ユキツバキが起き上がっていました。冬には雪に伏して過ごしてあったことでしょう。
このようなのも関東のあたりのコナラの林ならば、1月の小春日和の光景かもしれません。
山の草とか花とか虫とか-ユキツバキ

このあと、ちょっとコナラの林のなかに入っていきました。
一週間のご無沙汰でした。

春は一気に進むかのようで、そうでもないようで。

4月4日の夕暮れ後、西の空。
昼の時間はぐんぐん長くなり、夕暮れはふと気がつくとずいぶん遅くなりました。
今日(4/15)は、8月の下旬とだいたい同じ昼の長さになっています。
4月に入っても、雪が幾度も降り、あるいは積もったりもしましたが夕焼けの色合いの感じられる西の空には冬の大三角が傾いておりました。
山の草とか花とか虫とか-4月4日の西の空

その翌日の夕暮れ。
うちの田んぼはまだ半分ほどは雪の下ですが、街近くの田んぼでは雪は消えて雪解けの水が鏡のように夕焼けを映していました。
山の草とか花とか虫とか-夕暮れ

暖かい日があったかと思うとまた雪が舞ったりします。
うちのわん、はちょっと足を怪我していて、まだぴょこぴょこと歩くのですがずいぶん元気になりました。
毛並みはもこっとしていてまだ冬の毛ですね。(実は毛皮の下でメタボリックなんとかになっていたりするのかもしれませんが)
山の草とか花とか虫とか-わん、の後姿

ふきのとうは育ち、ちいさな象牙色の花束になりました。
山の草とか花とか虫とか-ふきのとう

暖かくなったり、寒くなったり。
そういった合間には家の向かいの斜面にもやが舞います。
山の草とか花とか虫とか-もや

電柱にとまっているヤマガラ。
なにか上の方向を気にしておりますね。
山の草とか花とか虫とか-電柱とヤマガラ

気になっていたのは電柱の穴のようでした。
えさを探しているものか、愛の巣穴の物件を探しているものか。
この穴はヤマガラにとってもちょっと大きさが足らないようですよ。
山の草とか花とか虫とか-電柱の穴を覗き込むヤマガラ

暖かい雨になった日などは川は濁流になっていました。
山の草とか花とか虫とか-増水する川

堂々と道路の真ん中を歩くニワトリ。なんとなく威厳があって、こちらが道を譲らないといけない気持ちになったりします。
山の草とか花とか虫とか-散歩するにわとり

カラスも巣をかける時期でしょうか。
こういったところに巣をかけると撤去されたりすることもあると聞きます。
山の草とか花とか虫とか-鉄塔のカラスの巣

そうです。
祖母が亡くなりました。
数年前に倒れてから、とうとう自宅で過ごせるまでに回復することが出来ませんでした。
季節の移ろうのを愛でる方であって、サクラの咲くのや、ツバメが毎年巣をかけ、幾世代もうちの小屋から巣立っていくのを毎年嬉しそうに眺め、教えてくれました。
ゼンマイの出る頃には晴れればゼンマイを干し、そんなうちに田んぼの仕事が始まり、ササの葉の開く季節にはササ巻きを結い、ウメが実れば梅干を、シソが育てばしそ巻きを、秋には干し柿をつるし、冬には凍みもちや凍み大根や。そのようにして過ごすうちにまたサクラの時期を迎えるのです。
そのように素直に季節の流れのなかで過ごせる世代は祖母の世代がしまいなのかもしれないと感じたりします。
お寺さまのお葬式の後には、集落のほかの家のみなさんがお見送りしてくれました。
近所の家々のおばあちゃんたちが唱えるお経にあわせて10数mある数珠をくるくる回すのです。
このように見送られるのもあとどのくらい先までのことでしょう。ぼくの順番にはこのように見送る人もないでしょう。
山の草とか花とか虫とか-お念仏

その前後、10日~12日にかけては雪の舞う日が続きました。
山の草とか花とか虫とか-雪

冬の終わるこの時期には、亡くなる方がずいぶん多いということです。(実際の数字がどうなのかわかりませんが)
冬を頑張って乗り切って春の気配に安心するものか、あるいは残されたものがすぐに春の生命の息吹に癒されることを願ってかわかりません。
もう高齢の身でありましたし、数年前に倒れてからさよならの時間もずいぶんとあったのです。(倒れた数日後に意識を取り戻したときには、お医者様が言うには、なぜこの状態で生きていられるのかよくわからないという体の状態であったそうです。なんにしろ体が丈夫な人なのでした。)
一週間のお休みは喪に服すということもありましたが、たくさんの人が集まり、様々な準備や片付けをしていたということもありました。

ばあさまの過ごすように素直に季節の中にあるというのは、雇われの身のぼくにはなかなか出来ぬことですね。ここに書き取られる季節の移ろいなどは多分に作為的であるかもしれませんが仕方ありません、さあて、また記述をはじめましょう。
いつもお読みいただいている皆様、誠にありがとうございます。

昨夜、4月7日に祖母が永眠いたしました。

このため、しばらくの間ブログの更新はお休みいたします。

今年の雪は3月31日の雪が最後かなと思っておりましたが、昨夜から雪が舞い、今日は一日中、強風に雪が混じる天候となりました。

それでは皆様、またお会いする日までしばらくのお時間をいただきます。


ロッキーチャック