昨日の午前中は田んぼにおりました。
ちょこちょこっと草刈りしたり、水路の清掃をしておりました。
ノアザミにちいさなハチがやってきています。ミツバチではありませんね。それよりももっとちいさなハチなんですが、どうにも名前はわかりません。
ノアザミは、これまでの草刈りで刈り残しておいたものです。花が咲いているのも無いとハチもチョウも困ります。ひいじいさまのいうことには、草刈りは一度に一気にしてはいけないということです。虫たちがまだ刈っていないところに移動できるように半分ほど刈り、刈ったほうの草も伸びかけて虫たちがいられるようになったら、最初に刈っていないほうを刈る、と。
山の草とか花とか虫とか-ノアザミとハチ

ハッカも刈り残していました。
ハッカはカメムシが近寄らなくなるので田んぼの畦にあるとよいんですね。穂の付くころにハッカにも花が咲きます。
山の草とか花とか虫とか-ハッカの茂み

ちいさなちいさなノミバッタも出てきました。
山の草とか花とか虫とか-ノミバッタ

体長数ミリのちいさなバッタで、ころんと丸っこい体型です。
角度を変えて眺めてみると銅のような真鍮の古くなったような光沢があります。
山の草とか花とか虫とか-ノミバッタの光沢

空中にはシオヤトンボのオスたちが縄張り争いのダンスを舞っておりました。
山の草とか花とか虫とか-シオヤトンボのダンス

昼食のために家に帰る途中、もうすぐ家というところで、道にヤマバトがおり、なかなかどいてくれません。これではクルマも進めません。ほかにも幾羽かのヤマバトがいて、今年の子も入っているのかなと思いました。
山の草とか花とか虫とか-のんびりヤマバト

ヤマバトと言えば、蒔いた豆を探す名人ですね。
どんぐりという子どもたちの集まるところを開催している空さんからサンジャクマメというインゲンマメの原種に近いマメを分けてもらいました。
このサンジャクマメは、かれこれ5年ほど種取りをしているマメだとのことです。
山の草とか花とか虫とか-サンジャクマメ

午後からは、ぼくの実験をしている畑の一角を久々に耕してからマメを蒔こうと思っていました。ところが、上の写真のヤマバトのうろうろしている様子・・・。
これは直接畑に蒔いたらもれなくハトたちのおなかに直行するようなので、ポットに植えて育ってから植え替えることにしました。種蒔きはいつも楽しいですね。植えれば芽の出るのが楽しみで、芽が出れば葉の増えるのが楽しみで。夏の暑い時期が得意なマメのようで、今がちょうど蒔き時であったようです。
山の草とか花とか虫とか-ポットに植えた

さて、ついでにぼくが実験している草むらの畑のイチゴを載せてみましょう。
アップルミントやペパーミント、スギナにドクダミなどが生えている草むらにちょこんと白い花がありますね。これがイチゴです。
山の草とか花とか虫とか-イチゴと草むら

二坪ほどのちいさな畑(というか裏庭の一角)なのですが、ここの土はまだ畑のような土になっていません。もともとは小屋があったりして、このあたりのシルトと呼ばれる地盤が風化しただけの土になっていました。そこに草を抜いてしまわずに野菜なども植えてみながら土の様子や草の変化を観察しています。
土や草のことの細かいことを書けばいくらでも書けるのですが、それはおいといて、このイチゴ。なんの変哲もないイチゴなのですが、かれこれ30年以上生きている株のイチゴなのです。
山の草とか花とか虫とか-イチゴの花

受粉が済んでこれからふくらみそうなものもありますね。
30年というのは、つまり、ぼくがまだものごころつかないようなころに、じいさまが孫が食べるだろうと植えたイチゴの株が、毎年ランナーを出して生き残ってきたイチゴなんです。
元々はちょっと離れた畑にあって消えそうになっていたんんですが、この実験の畑を始めた際にここに持ってきました。
かなり昔の品種なので小ぶりで酸っぱめのイチゴがなります。
毎年の生える様子を見ていると、イチゴはもともとは明るい草原に生えていたような草なのでないかという感じを持っております。栽培するとなると、ほかの草はすっかり抜いたりして育てますが本来はそうではないのでないか、またイチゴは肥料食い、というので肥料をたくさん欲するものだというようなことですが、それもどうなのか。肥料をあげ続けないといけないような草がずっと生き残っていられるわけがない、というように思っています。
山の草とか花とか虫とか-イチゴの実
これは、あれですね。やはり長くなってしまいますね。このはなしはおしまい。

このところの雨の少ないためなのか、4月に低い気温が続いた影響なのか、今年はとにかくハチやハナアブが少ない状態で経過しています。
じいさまはとにかくそれを心配していて、ハチにハナアブのほかにもチョウも少ないんだそうです。
これはトマトの花。
山の草とか花とか虫とか-トマトの花

こちらはナス。
ナスは、虫が来なくて受粉せずに実がふくらまないままの花もいくつもあったようなことです。
ほかにも、カボチャが雌花が咲いても受粉せずにふくらまなかったり。
言われてみれば、天候も良い日なのにハチたちの羽音がしていません。どうしたことでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-ナスの花

これはアスパラの花。
いつもいくつもくっつくアスパラの大好きなジュウシホシクビナガハムシも今年は少ないようです。
山の草とか花とか虫とか-アスパラの花

最初のアザミのところで書いたとおりのことなどで、虫たちにも元気でいてもらわないとあれこれの花たちも実を結ぶことができません。
虫たちは、人間がいなくなったらせいせいして楽しく暮らすことでしょうけれど、虫がいなくなると人間は食うのに困ってしまうわけだと改めて実感している今年の初夏であります。
先週のとある朝の朝日連峰。すっかり季節は移ろいましたね。
山の草とか花とか虫とか-朝の朝日連峰

空気が青く見えます。
これがブルーマウンテン現象なのでしょうか。
木々の芽吹きの際に、空気中にフィトンチッドと呼ばれる虫除けの成分を出すのだとかでそれで空気の光線の吸収率が変わって青く見えるとかなんとか。(ほんとうだかわかりません)
とにかく青いのはほんとです。
山の草とか花とか虫とか-青い大朝日岳

夕暮れはすっかり遅くなりました。
山の草とか花とか虫とか-夕暮れの鉄塔

久しぶりに街のなかの草たちの様子を見てみましょう。
ちいさな公園のソメイヨシノは実を赤くしつつあります。
これのすっかり熟したものは濃い赤紫のインクのようになって、それを指でつぶして紙に何か描いてみたりしたのを思い出します。指も赤紫になったものです。
山の草とか花とか虫とか-ソメイヨシノの実

歩道は夏間近の強い日差しに照らされ、このところの雨の降らないのもあってすっかり乾燥しきっています。
こんなところには、なんにも生き物がいないのでないか、草だって無いのでないか、と思ってしまいますね。ここで生き物観察しましょという方にはぼくは出合ったことがありません。
山の草とか花とか虫とか-街の歩道

ところが、どっこい生きておりますね。
初夏の梅雨のころにあちこちの岩やコンクリの表面を歩くちいさな赤いダニがいたりします。
顕微鏡でじっくり観察してみたいですね。
セミのおなかなどにこんなダニがいたりしますが、同じものかどうかわかりません。
セミのおなかについている赤いダニは、タカラダニという名前があります。
山の草とか花とか虫とか-赤いダニ

さて、草のほうはというと、まずはこちら。
標識のポールの根元や、
山の草とか花とか虫とか-標識ポールの下のツメクサ

ブロックの隙間のちょっとした土があるのかないのかわからないようなところに生えているのがあります。
これはツメクサですね。ちいさく白く花も咲いています。
山の草とか花とか虫とか-ツメクサの茂み

ツメクサは、うちの田んぼにもあります。花や茎、葉の様子を見てわかるとおり、ナデシコの仲間です。
この草のタネを手にとって観察したことがありますが、けし粒が大きく感じるほどにちいさいんです。そのちいさなタネが風に吹かれたり、雨に流されたりしてこんな隙間に入り込んで芽を出すのかも知れません。すごいものですね。
山の草とか花とか虫とか-ツメクサの花

こちらもよく乾燥しきったかんかん照りの歩道などによく見かけますね。
これはコニシキソウです。楕円形の葉に紫色の模様が特徴的ですね。
山の草とか花とか虫とか-ブロックの間のコニシキソウ

花なんてあるの?と思ってしまいそうな草ですが、どっこい花が咲きます。
これが花です。
丸い毛の生えたのは実で、そのまわりのちょっと白いようなのが花です。
山の草とか花とか虫とか-コニシキソウ 花

もうちょっと拡大・・・。してみてもこれが手持ちのカメラのレンズでは限界のようでした。
あるいは、三脚を使えばもうちょっと鮮明に撮れたかもしれません。
花は雄花には花粉、雌花にはめしべがあり、蜜線もあります。
こんなちいさな花に来る虫はなんでしょ?と思うところですが、この花に来るのはアリです。
今度はアリの来ているところを観察したいですね。
山の草とか花とか虫とか-コニシキソウ 花拡大

実のほうは、これから熟して乾燥していくととあるときに、パチンとはじけるそうです。
はじけた実はこれまたアリがくわえてあちこちに運ばれていくのだそうです。

植物を観察するのに、野山に行かないと出来ないわけではありません。
街の中の歩道でも、トイレにおいてある観葉植物でも、あるいは、造花だって、造花を作る方にとって花がどんなふうに認識されているのか、というのを観察することもできますね。

街の中の歩道の隙間に生えた草たちの観察をするのにちょっと困るのは、ぼくの見つめる歩道の草たち以上に、ぼくがまわりから観察されてしまうことであったりしますけれど。
畑場峰の分岐のあたりにはタムシバの花が開きかけでした。
コブシ???いや、こちらはタムシバだろうと思います。
山の草とか花とか虫とか-タムシバ 花

これはまだつぼみですね。これもタムシバかなあと思いました。
山の草とか花とか虫とか-タムシバ つぼみ

こっちはね、コブシっぽいですね。花のすぐ下に葉が出ていたり、がく片がちいさかったりしました。
う~ん、でもあやしい。
山の草とか花とか虫とか-コブシかな 花

これはオオカメノキですね。
同じ日、ふもとではもう花の咲いているものもありました。ここではまだつぼみです。
山の草とか花とか虫とか-オオカメノキ つぼみ

午後の作業です。雪の上を歩いていきます。
しばらくはこんな様子で作業できずにただ歩きました。
山の草とか花とか虫とか-雪道を行く

その後にいろいろ作業できるところが出てきて、道に伸びすぎたササを刈ったり、倒木を道の脇にどかしたりしながら下っていきました。
ふう、休憩、休憩。
山の草とか花とか虫とか-休憩

作業しながら下っていって古寺鉱泉についたのは午後3時ごろとなっていました。
ここから、ブナ峠までクルマをまわして帰途につきました。(その後、打ち上げということで街のほうでみんな一緒に食事しました)
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉

帰り際に見た以東岳。
山の草とか花とか虫とか-以東岳

帰り道。
沢にかかる橋の上から木々の見えるところがありました。
橋の上からなら、普段は見上げる高さの木々の花を水平、あるいは見下ろして観察することができます。
これはミズキの花です。棚のように水平に枝が広がり、その枝に花が咲いています。
ミズキは水平に広がる枝ぶりが特徴的ですね。お正月に団子さしに使われ、いろいろ由来がありますが、ともあれ、団子をつけてかっこいい枝ぶりになるような枝でないといけませんものね。
山の草とか花とか虫とか-ミズキの花の付き方

上から見える枝もありました。
山の草とか花とか虫とか-ミズキ 上から

トチノキもありました。
花は大きな穂のようにうえを向いて枝の先についております。
山の草とか花とか虫とか-トチの花の付き方

この花は、蜜が豊富なのでハチたちの大好物の花です。
この日は曇りがちになってハチはあまり多くはありませんでしたが、それでもいくらかマルハナバチの仲間がやってきていました。
よく見るとひとつひとつの花に赤い部分があります。ハチの来る目印みたいなものでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-トチの花

次はオニグルミの花。
山の草とか花とか虫とか-オニグルミの花

枝の伸びた先に、ひものようにぶら下がっているのが雄花。(四角に囲んだ部分)
その上にちょこんと雌花の穂。(丸く囲んだ部分)
山の草とか花とか虫とか-オニグルミの花 書き込み
オニグルミは風に花粉を乗せる風媒花と呼ばれる花のつくりになっています。
花粉は風に乗って別な株のオニグルミの雌花にたどりつくようになっているのですが、なるべく自分の花の花粉でないのをもらいたいので雌花は上についているのですね。
風媒花なので、虫たちはやってこないと思っていましたが、雄花にはちいさなカメムシがたくさんついていたりしたことがありました。

雌花を大きく撮ってみました。
赤い部分に花粉がつくのでしょうね。
赤い部分の根元の緑のところはこれからふくらんでクルミになるんですね。
山の草とか花とか虫とか-オニグルミ 雌花

というようなことで、久々に山に行った(5月の上旬に行ったきりでしたから約一月ぶりの山遊びでした)おはなしはおしまいです。