LOOP -26ページ目
夜になると出てくる自分
いちばん虚勢張ってていちばんちっさい自分

ある意味いちばん哀れな自分


ねぇ母さん 僕いつからか
あなたに愛されることも
あなたを愛することも不器用になってしまったよ

ごめんね


ねぇ母さん それでも
来世ではあなたの親になって
寂しい想いなどさせないからね なんて思ってる


あなたを悲しませるのは僕で
あなたをしあわせにできるのも僕だけだよね

なんて融通のきかない仲なんだろうね
悔しいような かわいいような


世界一物覚えの悪い子供でごめんなさい。
誰よりもしあわせです。
僕は病気といわれることに何も違和感を覚えない。

そのほうがいちいち説明しなくていいし
むしろしっくりくる。

だっておかしいだろ?
10年も経ってまだ切りたくなる。
初期衝動が刻まれて離れない。
あの鮮烈な温もりに頼っている。
錆びたくらいの工作用具がちょうどいい。
キラキラ光ればきれいだけれども、
頼りない。
ぬるりとした質感、皮膚の細胞の一枚一枚がチラチラ風にめくれるようなまぶしい痛み。


てかこゆとき、語っている本質は僕。
僕だよ。ねぇ。



……夜は研ぎ澄まされててやっぱりよくない。
奇跡といえばすべてが奇跡に
偶然といえば偶然になれた
だってそうじゃなきゃおかしいから

ヒーローじゃなくなっちゃうから

お粗末な口裏あわせ