それでいい。僕は病気といわれることに何も違和感を覚えない。そのほうがいちいち説明しなくていいしむしろしっくりくる。だっておかしいだろ? 10年も経ってまだ切りたくなる。初期衝動が刻まれて離れない。あの鮮烈な温もりに頼っている。錆びたくらいの工作用具がちょうどいい。キラキラ光ればきれいだけれども、頼りない。ぬるりとした質感、皮膚の細胞の一枚一枚がチラチラ風にめくれるようなまぶしい痛み。てかこゆとき、語っている本質は僕。僕だよ。ねぇ。……夜は研ぎ澄まされててやっぱりよくない。