放射線に被曝して、DNAが損傷を受けるまでのプロセスは、放射線が直接DNAを破壊するのかと思いきや、どうやらそうではなく、
放射線→体内水の電離→活性酸素発生→DNA破壊 というステップを経るそうだ。
活性酸素がDNAを破壊する前に、それを除去してしまえば、放射線障害を最小限に抑えられそうだ。
幸い、人体には、活性酸素などのフリーラジカルを除去する酵素(SODやカタラーゼ)が備わっているので、放射線に対してある程度の抵抗力はあるのだろう。
しかし、酵素は、酸性環境で活性度が落ちてしまう。ところが、それを回復させるメカニズムが動植物には備わっているらしい。
以下に挙げる論文では、酸性培地で、活性度が0%にまで落ちてしまった抗酸化酵素(SOD)が、「赤色光」の照射により100%以上にまで回復することが報告されている。
title: Photoreactivation of Supreoxide Dismutase by Intensive Red(LASER) Light
author: Yuriy A. Vladimirov, et al.
publication: Free Radical Biology & Medicine. Vol. 5. pp.281-286. 1988
たかが光だとあなどっていたが、みなおしてしまった。