きのうの「週刊AKB」は『緊急特集・大家志津香の苦悩』だった。
推されメンをより強く推すカラーの週刊AKBとしては、
異例の企画と言っていいんじゃないだろうか。
握手会で自分の列に並ぶファンが少ない大家の苦悩を描く
ドキュメンタリー仕立てなのだが、
最後は大家が手作りの旗を持って街角に立つとか、
たかみながしーちゃんをタンポポに例えるとか、
(そしてBGMは「タンポポの決心」)
若干わざとらしい演出。
とはいえ、そういう演出をしのぐだけのリアリティが、
号泣するしーちゃんの涙にあった。
正直、私も泣いた。
大家志津香は4期生。
同期で最速の昇格はBに入った佐伯で、
その後もひまわりセカンドでアンダーポジションを獲得した
倉持・あみな・成瀬らに先を越され、
仲の良かった5期生の北原や指原、ついには6期生の高城にまで
追い越されながらなんとか踏ん張り、
ようやく正規メンバーの座をかち取った、AKB1の苦労人だ。
とみまゆやありゃまが劇場を去った、去年の第1回セレクションで、
おそらく彼女は「ギリギリ残った」のだと思う。
その後も続々入ってくる研究生たちに、焦りはいかほどだったか。
初めてのA公演の日にブログに記した、
「自分の衣装がありました。自分のポジションがありました。幸せでした」
という言葉には、その苦労が凝縮されていると思う。
だが。
週刊AKBのインタビューで、大家は言う。
「研究生時代のほうが、まだ(握手会の)列は長かった」と。
たしかに「苦労人・大家志津香」の姿を応援していた研究生ヲタは
多かっただろうから、そうなるのも分からないではない。
とはいえ、本当に苦労してつかんだチャンス、
昨日の放送を契機に、少しでも前に進んでくれることを祈りたい。
苦労人といえば、8期最後の研究生・佐野友里子。
私は彼女がステージに立つのを1度しか見たことがなく、
それも抽選に干されてほとんど見えない場所だったのだが、
いろんなブログを見る限りでは研究生ヲタの間ではそこそこ人気はあったようだ。
その彼女がセレクション落ちし、ネット上の随所でファンの怒りの声を見た。
佐野さんは92年早生まれ。
学年でいうと、前田敦・たかみな・板野・柏木という
AKBのセンターメンバーたちと同級生だ。
ほかにも河西・北原・増田・仲川・米沢など、
この世代が今のAKBの中核といっても過言ではない。
(ちなみにしーちゃんも同い年)
そう考えると、あのまま佐野さんが研究生として頑張ったとして
同い年のあっちゃんやともちんに(人気の面で)追いつける日が来たかというと、
これは正直厳しいと思う。
現行の研究生システムはあまりにも厳しすぎる、とは思う。
だが、「頑張れば昇格できる」システムにしたところで、問題は解決しない。
そもそも、たとえばこの間の夏祭りに集まった何万人の中で、
選抜21人を全員認識している人がどれだけいるか。
河西・北原クラスですら知らない“ファン”も
けっこういるのではないかと推測する。
結局世間が知ってるAKBといえば、敦子・優子・板野・篠田。
それが現実なんだろうなと思う。
48人の中の48番目になっても、仕方がない。
それは総選挙の票数とかそういうことではなくて、
「48人の中のオンリーワン」にならなければ意味がないということ。
大家さんには、オンリーワンを目指して頑張ってほしい。
そして佐野さんにも、別の舞台で輝いてほしいと願う。