阿弥陀如来


阿弥陀如来、人差し指と親指で丸く結んで右手を胸元に挙げ、左手を

同じように結んで下にさげて、両手とも掌をこちらに向けている姿、


また来迎図として描かれている阿弥陀三尊像。


あるいは九品仏として手の印相を九種に結んでいる九体の阿弥陀像もある。


真言密教の曼陀羅に描かれている禅定仏の姿をしている阿弥陀仏もある。


こうしてみるとずいぶんいろいろな形で描かれている阿弥陀仏の姿が日本

には伝わっている。


ところが信仰を基盤としてこんな多様に、しかも非常にたくさんの阿弥陀仏像

が日本では造られたり描かれているのに、阿弥陀仏の起源は謎のままで、


阿弥陀仏の信仰がどのように広がったか今まで密教前の阿弥陀仏像が

インドで見つかっていないのでつぶさには知られていなかった。


【今日の万葉集】

つくよ   かど い   た   ゆううけ と あしうら     ゆ      ほ 

月夜には 門に出で立ち 夕占問ひ 足占をそせし 行かまくを欲り

                           大伴家持

<一首の意>

月の照る晩には 門のところへ出て行き 門占いをしてみたり
地面を踏みながら足占いをしてみたりした・・
あなたの所に行きたくて・・・


※十代のときから付き合っていたいとこで、のちに妻となった大伴坂上大嬢

 に送った歌です。


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釈迦如来


彼の家の入口で見かけた外回りの使用人たちは、王の側室たちかと

思われるほど美しく、しかも床には宝石が敷きつめてあり、昼夜の

区別もなく明るかったので、王は彼の家に7日も滞在したのだが、

まるで1日しかたっていないとしか思えなかった。


ところが、その後ビンビサーラ王は実子のアジャータシャトル王子に

殺され、王位を奪われてしまった。


ジュヨーティシュカも深く自分の行く末を思って、全財産を貧しい人、

保護なき人、不幸な人たちに分け与えて、彼は釈尊の教えに従って

出家したのである。


この物語についての彫刻がガンダーラ時代に造られている。

この中で釈尊は火の中の母の胎内の子どもに向かって、笑みを

たたえながら施無畏・与願の印相を示して立っている。


ちょうど胸前に挙げた右手から胎児に向かって光と命を放射して

いるかのようである。


    -ジュヨーティシュカの物語 おしまいー


【今日の万葉集】

いまさら なに  おも            こころ きみ  よ

今更に 何をか思はむ うちなびき 心は君に 寄りにしものを

                     安倍女郎(あべのいらつめ)

<一首の意>

いまさらに何を思うことなどありましょうか
うちなびいて わたしの心はあなたに寄り添ってしまったのですもの


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釈尊に、子供を火の中から取るように言われてもスバトラは火の中に

入ることができず、そのころまだ少年だったジーヴァカ(耆婆)が子供を

火の中からとってきたと伝えている。


そしてスバトラは、猛火にも焼かれない悪運の強いわが子を恐れてこの

子を引き取ろうとはしなかった。


釈尊は、この子をジュヨーティシュカ(火の中より得たものという意味)と

名付けて、ビンビサーラ王にあずかってもらった。


その後ジュヨーティシュカはスバトラの家に戻り、やがてスバトラが死ぬと

家のあとを継いだが、主人として種々の神通力を示し、王者にまさる神の

ような豊かさ、輝きに恵まれた。


あるときは、風が吹いて来て屋根の上に干してあったジュヨーティシュカの

ゆかたが飛ばされて、楼台にいたビンビサーラ王の上に落ちた。


王はそのゆかたがすばらしいものなので着物の雨が降ったとよろこんだ。


そこへやってきたのジュヨーティシュカは、これは自分のゆかただと報告した。


王が、こんなすばらしい着物を平常きているのなら、君の家はどんなにりっぱ

だろう、どうして私を招待しないのか、というのでジュヨーティシュカは王を

自分の家に招くことにした。


        -ジュヨーティシュカの物語 つづくー


【今日の万葉集】

しらたま ひと し      し           

白玉は 人に知らえず 知らずともよし

       し       わ  し       し  

       知らずとも 我し知れらば 知らずともよし

                      元興寺の僧


<一首の意>

真珠は 人に知られない 人が知らなくたってかまわない
さて 知らなくたって 自分さえ価値を知っていれば 知らなくたってかまわない


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