阿弥陀如来


インドにおいてグブタ王朝時代以後になると、密教の五智如来の一つとしての

禅定仏の阿弥陀如来像が残っている。


五智とは、法身仏(ほっしんぶつ)大日如来の智慧と本質を別々に明らかに

しているもので、法界体性智(ほったかいたいしょうち)・大円鏡智(だいえんきょうち)

平等性智(びょうどうせいち)、妙観察智、成所作智(じょうしょさち)のこと。


それぞれの智慧を、一仏にあてているので五仏を五智如来という。


真言密教では、阿弥陀仏を大日如来の妙観察智すなわち、あらゆるあり方を

表すものとしている。


そして金剛曼陀羅では、受用智慧身(報身仏)阿弥陀如来と呼んで、偏袒右肩

(へんだんうけん)にして、西方月輪の中央に、黄色または金色に描かれ、

禅定印を結んでいる。


【今日の万葉集】

         わ  やど    たかしま  かつ はら       ひく

いづくにか 我が宿りせむ 高島の 勝野の原に この日暮れなば

                            高市黒人

<一首の意>

どこでわたしは宿ろうか
高島の勝野の原でこの日が暮れてしまったら



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今年の音楽会の発表曲は、「妖精の踊り」にしました。


オペラの「オルフェオとエウリディーチェ」の中で演奏される曲で、

有名なギリシャ神話を題材にしたその話を象徴するのが、この

"妖精の踊り"の場面の音楽です。


短い曲で、一般的には知名度もそれほど高くないかもしれませんが、
とても透明感があり、哀しくも美しく、心にいつまでも響くような
メロディーです。


いい音、透明感のある音出すのが課題ですね。


まだまだ時間があるのでガンバです。


総銀のフルートが欲しいーーー!


【今日の万葉集】

ひとごと しげ こちた  おの よ       わた   あさかわわ

人言を 繁み言痛み 己が世に いまだ渡らぬ 朝川渡る

                 但馬皇女

<一首の意>

口さがない世間の噂がうるさくわずらわしいので
今こそ 生まれてから渡ったこともない朝の川を渡ろう
明るい向こう岸へ 愛しい人のいる場所へ


※人妻でありながら不倫の恋に身をやつした但馬皇女(たじまの

 ひめみこ)の歌です。相手は穂積皇子(ほづみのみこ)です。

 但馬皇女からの歌に対して穂積皇子は全く返事をしませんでした。

 但馬皇女は武市皇子(たけちのみこ)の妻の一人でした。

 穂積皇子は武市皇子の 異母兄弟で部下でもありましたが、

 但馬皇女は穂積皇子と密かに会い そのことが世間に知られて

 しまいます。

 皇族同士のスキャンダルは 若い二人を苦しめました・・

 この歌を穂積皇子に送った後まもなく但馬皇女は亡くなってしまいます。

 亡くなった後、初めて穂積皇子は但馬皇女に歌を送ります。

 但馬皇女のお墓に雪が積もりさぞ寒かろうと・・・


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阿弥陀如



阿弥陀仏は、今まで文献では「アミターユス・ブッダ」(無量寿如来)、

「アミターバ・ブッダ」(無量光如来)の二つの名前で呼ばれています。


無量寿如来は、インド仏教の内部で展開された永遠のブッダという

観念から生じたものであろうとされてます。


無量光如来は、イランのゾロアスター教の光の神アフラ・マズダー

などの影響を受けて生じたものであろうとされています。


学説では前者のインド仏教内部起源説が有力とされています。


ところが最近マトゥラーで「アミターバ仏」という刻印のあるクシャーナ

王朝、すなわちカミシカ王の次の次の時代に造られたと刻まれている

阿弥陀仏像の台座が発見されました。


このことによって阿弥陀仏の信仰がクシャーナ王朝時代にはすでに

マトゥラーあたりで行われていたことが立証されました。


また台座には「一切諸仏を供養せんがために、アミターバ仏・世尊の

像を建立した」ときされていました。


これは阿弥陀仏を拝むのと一切諸仏供養とは同じことを意味しています。

すなわち「一仏一切仏」の思想が行われていたのであって、日本の浄土教

の「専念弥陀」の思想は見られないということです。


【今日の万葉集】

さくらだ  たずな わた  あゆちがた  しおひ       たずな わた

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

                         高市黒人  

<一首の意>

桜田の方へ鶴が鳴きながら飛び渡って行く。年魚市潟(あゆちがた)では

潮が引いたらしい・・・鶴が鳴きながら飛び渡って行く


※高市黒人の歌です。情景が浮かんできますね。

 鶴は万葉の時代は「タズ」と呼んでいました。

 鶴鳴き渡る のリフレインがいいですね。声が聞こえてきそう


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