感想亭備忘録 -30ページ目

感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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毎回毎回癒されるこのドラマですが、実際のところ原作やアニメにかなり忠実に作っているらしいですね。

自分の現在位置を知らせるために観光地のライブカメラに映りこむ、なんてエピソードは面白い発想だと思います。実際にキャンプに行く人なんかはこんなことやってみたりするもんなんでしょうか。

 

登場人物たちのやりとりのゆったりしたペースや、ドローンを使ったカメラワークで見せる景色(冬景色なので寒々しかったりはするのですがそれでも)が癒し効果の源です。

 

そして「飯テロ」といわれる食事シーン。

これがおいしそうなんです。俳優さんたちみんな食べる演技が上手いですね。食べ物もどれもおいしそうで、カップラーメンですら食欲をそそります。こういうのはテレ東さん得意ですよね。「孤独のグルメ」しかり今期の「今夜はコの字で」しかり。ちょっとグルメレポート的な部分を盛り込んでドラマを作る手腕はテレ東さんの右に出るものはいないんじゃないでしょうか。

 

物語の筋立て的には大きな波乱はないのですが、だからといって退屈させるわけではなく、リラックスさせてくれる不思議な雰囲気のドラマです。次回も楽しみにしています。

 

 

 

 

「金のあてはあるんだ!」

恐喝の材料を手に叫ぶ男。

普通、金にルーズなクズのチンピラが言うセリフですが、このドラマでは主役が言ってしまいます(笑)

 

そろそろ愉快になってきました。

今回は何をやらかしてくれるのか。

 

今回は、元妻・由貴子(仲間由紀恵)が圭太(向井理)不在の家に忍び込みましたが、何しに来たんでしょう。PCいじって何するつもりだったんでしょう。恐喝の材料はUSBメモリに入っているのに。PCからデータを消したらUSBメモリからも消えるとでも思ったんでしょうか。PCのデータ確保が目的ならノートパソコンごと持っていけば…ってまあ元夫も同じような間抜けな行動をしていたので似たもの夫婦なんでしょうね。

USBメモリの方は説得で取り返すつもりなら、ハナからアポ取っていけばいいのにね。何してるんだか訳が分かりません。

 

しかし、父親は娘の気持ちに全く気付かず仲良しおままごとに夢中で虚言癖といってもいいぐらいに嘘をつきまくる、娘は父親を微塵も信用しておらず、母親は父親を心底軽蔑している上に娘を誘拐する。すごい家族ですね。

 

次回は翼君(松村北斗)あたりがへんてこなことをしでかしてくれそうな予感がします。予告を見る限りでは三億をめぐって元夫婦が争っているようでしたがそうなると小悪党同士の抗争にしか見えないんですが、着地点はどこにあるんでしょう。宇都宮(渡部篤郎)あたりが暗躍してBAD ENDぐらいが一番しっくりくる展開ではあるんですが…このドラマの明日はどっちだ!

 

 

 

本当に面白い!

予想を裏切りまくりますね。

 

父親である文吾(鈴木亮平)に真実を告げたシーンは涙なしでは見られません。真実を告げたことによって文吾からも拒絶されてしまった心(竹内涼真)が最後の最後に頼ったのが金丸(ユースケ・サンタマリア)だったというのも驚きです。

 

その金丸が襲われ、文吾と和解したその瞬間に現代へ戻ってきてしまうとは!?

見ていて「ええええええー!?」と声を出してしまいました。

 

いやいや本当に興味深くて面白いです。

心が過去を改変したことで、かつては存命だった兄と母が命を落としている現代で、その他の人々はどうなったのか。父文吾はは自分のことを覚えているのか。なぜ母は心中してしまったのか。

そして最悪と言っていい現代を変えるためにまた過去に行くことはできるのか。

色々見たくて知りたくて次週が待ちきれません。

本当に面白いドラマです。

 

高校生が死ぬの死なないの言ってるお話はまあどうでもいいです。どう考えてもあからさまにカウンセラーが怪しかったわけですし。あ、でも途中までパンダが不在なのか?と思わせたあれはどういう意図があったんでしょう。あれ、明らかに登場人物にむけての仕掛けじゃないですよね。視聴者に「今回はパンダでないの!?」と思わせるためだけの演出ですよね?雑すぎますよ?

 

まあ、そんなことより、あの無駄に前向きで無邪気で元気なパンダを見ていると何となく楽しくうれしい気持ちになって来る、ようになってしまいました(笑)

いわゆる子供の純粋さですね。

純粋な興味、純粋な善意、純粋な疑問、純粋な無関心、純粋な悪意、純粋な軽蔑。子供は純粋なので何もかも生身で突き付けてくるところがあります。そういう怖さ、危うさも感じられる気がします。

 

パンダ(清野菜名)と飼育員さん(横浜流星)の抱える過去も気になります。というか物語的にはそこしか気になりません(笑)無邪気なパンダを楽しみながら、過去が解き明かされるのを心待ちにすることとします。

 

あ、横浜流星さんのアクションは流石でしたね。カッコいいしかなりアクロバティックな動きをしていました。カット割りをしくじって間抜けな画になっていた部分が一か所ありましたが(しかもその場面を番宣で繰り返し流すのはどういう意図何だか)、それでもやっぱりあれだけ動ける俳優というのは今後も色々期待できますね。

 

もう衣装のことを言うのはやめよう。

そう決心していたのですが冒頭いきなり十兵衛(長谷川博己)に煽られました。

 

泥田にクワを打ち込みながら「跳ね返りがすごい」と呟くのです。

しかしながら衣装はピカーッ。おろしたてみたい。シミ一つない美しさ。撥水加工のおかげですかね。戦国時代って結構ハイテクですね。

 

まあ、それはそれとして(笑)

 

もう一つ、こっちはどうにも我慢がならない事。

合戦の描き方がものすごくあやふやで、雰囲気だけで終わらせてしまっている事です。

今回は小豆坂の戦い。織田と今川が激突した激しい合戦です。でも描かれたのはなんだか「えいえいえいえい」言いながら進む雑兵と変に開けた空き地で適当に戦ってるふりしてる人たち。

もちろん小豆坂の戦い自体そうメジャーな戦でもなし、文献を読んでも詳細に載っているわけでもないでしょう。でもだからと言ってイメージビデオみたいな、参考資料映像みたいな何を映してるんだかわからない映像でごまかすのは最低です。

少なくとも演出家と脚本家はどんな地形でどんな人物がどのように戦ったのか、何が勝敗をわけたのか。それをきちんと思い描いてから撮影するべきです。

歴史的に正しいことを追求しろというのではありませんよ。わからないことの方が多いのですから。「麒麟がくる」の脚本演出はどう考えたのか、です。それを見せてほしいのです。

 

まだ主人公が関係する合戦でもないのでそこまで神経質になる必要はないのかもしれませんが、前回の稲葉山城攻防戦もお粗末だったので心配です。

せっかくの戦国モノなのだから合戦がおろそかになるのだけは避けてほしいものです。