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感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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最近、PC画面上だけで展開される映画を2作見ましたが、いよいよテレビドラマでもそれに近いものが制作されました。

NHKさんさすがに早いですね。民放も使い古しの面白動画編集してテレワークで芸人にコメントさせるバラエティばっかり作ってないで、頑張ってほしいところです。

 

で、その第一夜、満島新之助さんと前田亜季さんが、コロナウイルスの影響で結婚を延期せざるを得なかった遠距離カップルを演じる「心はホノルル、彼にはピーナツバター」です。

 

正直に言ってしまえば、PC上のビデオ通話である必要を全く感じないお話で、ちょっと肩透かしというかガッカリしました。お話自体は男女の結婚観、子づくりに関する意識の差がテーマなのですが、そこまで深堀りするでもなくイチャイチャを見せられただけ、ともいえるものでした。まあ、こんなご時世なんでほんわかのんびりな内容であることは悪くはないのですが、遠距離やビデオ通話、PCというギミックが何の役にも立っていないというか、隣同士で話してても成り立つ内容だったんです。

 

せっかくPCを使っているんだから、色々検索したりその検索から何か引っかかりが出てきたり、なんて展開があってもよかったんじゃないかと思います。「テレワークで制作した」事だけが売りではもったいないんじゃないでしょうか。

 

急いで作った脚本だし、制作にそこまで時間もかけれない状況だから仕方ない部分は大いにあるのですが、もう少し作りこんで欲しかったなあと残念です。

 

そこそこリアリティーのあるカップルのやり取りにはなっていたので30分それなりに楽しめたのは確かです。ですがあとにつづく2話はもう少し環境をドラマの内容に絡ませて展開してくれることを期待します。

 

 

PC画面上だけで展開する映画第2弾。

今度はスカイプのグループビデオチャットがメインです。昔、スカイプをよく使っていたので、あのコール音が鳴るとかかってきたのかと思って一瞬びくっとしてしまいます(笑)

 

しかしこれ字幕版で見ると大変ですね。会話しながら文字チャットしながらグーグルで検索とかしちゃうもんで、字幕があっちこっちに飛んでいきます。なんなた英語読んでるほうが話が分かるんじゃないかっていうくらい(笑)

 

そんな困難を乗り越えて見たわけですが、なにが怖いって仲良しの友人関係の裏の顔が次々に暴露されていくところです。なんだこの裏切りあいの嵐は!っていうぐらい人間関係がエラいことになってます。まあ発端自体がユーチューブに友人の一人のえげつない動画をUPしたせいでその友人が自殺してしまうってことなんで元々不穏ではあったんですが。

いたたまれないような内容を自分たちで暴露していかなくてはならないはめに陥った登場人物たちの恐怖は想像を絶するものがあります。それに比べたら化け物自体は別にどうでもいいか、ってぐらいどうでもよくて(笑)まあ決着つけるためには登場しないとねって感じです。

 

面白いというか頭いいなあと思ったトリックは、参加者4人のうち二人だけのPCのプリンタから犯人(というか怨霊?)があるメッセージを打ち出すシーンです。送られてこなかった二人はそのプリントアウトが何なのか見せろとせまり、送られた二人は見せられない、と拒みます。それが何なのかはご覧になってください(笑)主人公ひでぇなあとも思いますし、ああいう風に追い詰められたら仕方ないか、という結果でもあります。

 

SNS時代の人間関係の泥沼をホラーに上手くつなげた作品だと思います。そこまで怖いとは思いませんでしたがいろんな仕掛けを面白く思いました。続編があるようですがそちらはオカルトではなくスーパーハッカー(笑)が暗躍するようなので理不尽さをどこまで担保できるのか、オカルトよりもおとぎ話的に嘘くさくなりそうで心配ですね。でもまあ何かの機会に見てみようと思います。

 

面白い!

なんといっても、すべてPCの画面上だけで進んでいくのがすごい!

僕はPCのモニターでこの映画を見ているのですが、一瞬画面に映っているカーソルが映画のものか自分のものかわからなくなることがありました。

 

物語は、母親を亡くし父と娘の二人家族の娘、女子高生がある晩、失踪してしまうことから始まります。父親は警察に連絡をし、娘の手掛かりを探すために娘のPCから様々なSNSを探ります。

そうするうちに見えてくるのは父親に見せていたのとは違う娘の姿。彼女は誘拐されたのか家出なのか、生きているのか死んでいるのか。父親の必死の捜索が始まります。

 

フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどの有名なSNSはすべて登場します。ライブ配信のサイトやインスタグラムとは違う写真投稿サイトも出てきますがあれは実在なんでしょうか。

昔なら親に見せない子供の顔というものはよほど子供たちのコミュニティに入り込まなければ見えてこないものでしたが、今ではSNSに様々な痕跡が残ってしまいます。そういう痕跡や画像のちょっとした違和感から謎を解き明かしていく過程が面白いですね。

 

最後のどんでん返しも驚きました。驚くべき真相に無理なく導いた脚本もすぎと思います。こういう手法はありそうでなかったのでとても楽しめました。同じようにPCの画面のみで進める作品としては「アンフレンデッド」というホラーがあるようなのでそちらも見てみたいと思います。

 

一応ジャンルでい言えばホラーということになるんでしょうか。パッケージはまるっきりホラーですが、ホラーが苦手な人でも全然問題なく見られる内容です。

 

主人公は女子大生。結構好き放題に生きています。いろんな男と付き合うし、その男たちの扱いも酷いもので、その上不倫もしています。ルームメイトの気遣いも無碍にしたり友人関係もあまり褒められたものではありません。いわゆる嫌なパーティーピープル的な存在なんです。

そんな主人公が誕生日の夜に不気味な覆面をかぶった男に突然襲われ、殺されてしまった…と思ったらまた誕生日の朝に戻っている、といういわゆるタイムループモノです。「オールユーニードイズキル」の大学生活版ってとこでしょうか(笑)

 

なんとか犯人を特定し、生き残ろうともがくわけですがどんどん殺されてしまいます。そして何度も何度も何度も殺されるうちに、主人公は徐々に自分自身を見つめなおし変わっていきます。本当に嫌なやつだった主人公が徐々にキュートになっていくんです。終盤には何とか助かってハッピーエンドになってほしいと応援したくなりました。

 

ちょっとしたどんでん返しもあっていい終わり方だったんじゃないかと思います。楽しめました。

 

で「2U」は続編なのですが、タイムループから抜け出したはずがまたまたタイムループにはまり込んでしまいます。

色々こんがらがって、タイムループの原理もけむに巻かれたような説明なんですが、それよりも大切な人との別れ、人生の選択、出会い方が違えば違った関係があったのかも、などなど考えさせられるテーマもあって(深堀はしませんが)興味深かったです。続編も面白かったんですが、ホラー要素は皆無になっていましたね(笑)パッケージはホラー全開なんですが。てことで物凄くお勧めというわけではありませんがそれなりに楽しめる映画でした。

なんだか他のタイムループものも探してみたくなりました。

 

 

何にも考えずにみられるアクションコメディ、だと思って見始めたら結構純愛ないいお話でした。

 

キャスティングは結構豪華なんですよね。

「ソーシャルネットワーク」でマーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグとクリスティン・スチュアートが主演で脇にビル・プルマンやらジョン・レグイザモなんてところも出ています。

 

ストーリーはコンビニの店員として、恋人と同棲しながらのらりくらりと生きている主人公がある日突然完全武装の男たちに襲撃され…といった感じで始まります。シリアスに深く掘り下げようと思えばできるだろう題材をかなりライトにスピーディーに展開させて楽しませるやりかたはハリウッドっぽいですね。

言ってしまえば「ボーンアイデンティティー」と同じネタなんですが、恋人との関係に焦点を当てて少しコミカルに振った感じでしょうか。

 

予告編でホームセンターの館内放送で愛の告白をするシーンが流れるのですが、予告編だとちょっとコミカルなんですが本編の流れで見るとちょっと感動的なシーンだったりして、いい方に予想を裏切ってくれました。

 

そこまで期待していなかったというのもありますが、予想外に面白かったです。掘り出し物でした。時間を持て余している方は見てみても損はないんじゃないかなと思います。