映画「傲慢と善良」感想 | 感想亭備忘録

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婚活の話だったとは!?

何の前情報も入れずに見たのですが、婚活を題材にして現代人の人間関係について踏み込んだ物語でした。

 

地位、年収、学歴、容姿、人当たりの良さ。そういった物差しでお互いを測り合い品定めし合う、そういう場で出会った二人がそういったレッテルや虚飾の向こう側にあるお互い自身を見つめることができるようになるまでのストーリー。

 

途中で出てくる女友達二人がとんでもなく不愉快でうっとおしい、と思ったのですが、彼女たちはこの物語を転回させる狂言回し的な舞台装置だったんだなあと後で気づきました。

リアルタイムで見ている時はシバきたくて仕方なかったですw

 

人の心の表層の向こう側にある生の自分をむき出しにさせる物語、という点では「六人の嘘つきな大学生」や「何者」の方が真に迫っていて切実です。純粋な闘争の場である「就活」と恋愛要素の絡む「婚活」の差なのかな?

 

ちらっと毒親的描写も出てきたりするので、原作はもっとじっくりいろんな要素を書き込んでいるんじゃないかと気になりました。元々「辻村深月」さんは好きな作家さんなので読んでみるかな?