金曜22:45~23:10に放送されているNHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント時間」。これがとても面白いのです。
毎回一つの場所を72時間取材し、そこに訪れる人々を定点観測する、というコンセプトで制作されています。
あるときは「伝説のゲームセンター」あるときは「静かすぎる図書館」、あるときは「閉店してしまう地方の老舗百貨店」。
番組はそこを訪れる様々な人々の人生のほんの一瞬を切り取っていきます。普段何をしてるのか、そこへは何のためにきたのか、今何をしているのか、これから何をするのか。
色んな人のいろんな人生を垣間見ることができるのですが、番組は「場」を取材しているのでその人がその後どうなったのか、うまく行ったのか駄目だったのか、72時間のうちにその人が再びその場所を訪れなければ知ることはありません。
この切り取り方が視聴者の想像を膨らませてくれます。何故か優しい気持ちになれるんです。見ず知らずの一瞬だけ垣間見た赤の他人の人生ですが、結末が知れないからこそうまく行ってほしい、しあわせになってほしいと素直に思えます。
この番組を見ると、本当に人はそれぞれ色んな事情を抱えて人生を生きているんだということを改めて実感させられます。
今回の舞台は成田空港 格安航空会社(LCC)専用ターミナルでした。
僕が見たのは途中からだったのですが、それでも色んな興味深い人がいました。
「深夜のターミナルで黙々と年賀状を書く熟年女性」
「黒尽くめのスーツ姿でハットをかぶってキメている男性」
「ピンクの髪の外国人女性」
「服や鞄に缶バッジをたくさんつけてターミナル内をウロウロする若者」
「たった一人深夜、うつむきがちに缶ビールを飲む初老の男性。」
「荷物を抱え床で横になる若者」
なんだかどんな事情を抱えているのか聞きたくなりませんか?(笑)
来週は「真冬のキャンプ場」を取材するようです。
「メゾンドポリス」とかぶるんですが正直こっちのほうが面白いかも…。
