「シグナル 長期未解決事件捜査班」第6回感想 | 感想亭備忘録

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三枝(坂口健太郎)の何気ないほんの一言のアドバイスが悲惨な状況を生み出してしまいました。

無実の男・工藤(平田満)が逮捕され、その娘は焼死。そして現代では桜井(吉瀬美智子)が命を落としてしまいます。ここまで悲惨な連鎖は想像していませんでした。

 

この事態をどう転換させるのか。ここから三枝と大山(北村一輝)に何が出来るのか。

自分のアドバイスが事態を悪化させたことに焦り、判断ミスを重ねて桜井を死に追いやってしまった三枝が、桜井の言葉でプロファイラーとしての本分を思い出す。この流れは秀逸です。

惜しむらくはもう少し三枝が荒れているシーンがあった方が、立ち直りを印象深くしてくれたんじゃないかという事。これは尺の問題もあるので仕方ない部分もありますが、惜しいと思います。

冷静に事件を分析し始める三枝と粘り強く地道な捜査を続ける大山。この二人の連携によって、桜井の死を回避するべく物語は進行していくのでしょう。過去に現実となってしまったことは変えられないが、過去にとっての未来はまだ変える事ができるということです。

 

連続窃盗事件に端を発するこの一連の出来事がどういう手掛かりを元に同解決に向かうのか、目が離せません。次週も楽しみです。

 

そしてなんと言っても今回の見せ場は、甲本雅裕さん演じる岩田の抑えようとしても抑えきれない感情が吹き出してきたシーンではないでしょうか。「お前は近くにいたんだよな。」セリフはこれのみですが甲本さんのあの迫力、それに気圧される三枝。圧倒的な迫力のあるシーンだったと思います。

上にへつらうような言動をとってきた岩田に、口に出せないどんな思いがあるのか。その一端が伺い知れました。

彼の抱える思いがどんなものか、次週への期待が高まります。