いつも「モノ」に注目することが多い本ブログですが、
今回は我々とそれらの仲立ちをしてくれる「お金」の話です。
中国在住の方にいきなり伺います。
この1ヶ月、中国のコインを何回見ましたか。
私は0回です。ちなみに紙幣は2、3回…。
もちろん電子マネー全盛であることに起因する訳ですが、
先日用事があって銀行へ行くと、こんな冊子が!
タイトルは何と
「硬貨で生活がもっと便利に!」
え!? (゚Ω゚;)
ジャラジャラが?
スーパーのレジで焦って探している時に無言の後ろからの圧力を感じさせる原因のあれが?
(゜д゜;) ( ̄^ ̄)
確か何年か前のテレビ東京「やりすぎ都市伝説」で
「米国に1ドルコインができないのは、通貨の耐用年数が伸びると、それだけ通貨製造の需要が減ってしまう(経済としてはマイナス)から紙幣のままにしているのだ」
というのを見たことがあります。
で、今回はその逆。
ま、もともと同額の紙幣と硬貨の共存というかなり特殊な環境にある中国ですが、
それらを凌駕するがごとく電子マネーの突き上げがすごいのに…。
ちょっと冊子から抜粋します。
・2016年来、中国人民銀行は硬貨の流通環境を強化し......云々かんぬん
・硬貨の寿命は紙幣の100倍で、3万回使え、30年間流通します。
・1元の紙幣と硬貨をそれぞれ20年間使う場合コストは15倍の差に。
・硬貨は自販機で使えます。
・流通環境を浄化します。
・資源節約でエコです。
と、今さらなんのこっちゃ(# ゜Д゜)∂?という印象を私は持ちました。
さらに、裏面に
上海市内の硬貨に両替可能な銀行一覧まで!!
エコエコというのは分かるのですが、タイミング悪過ぎませんか?
さらに、一つ言いたいことが。
アテネオリンピックの年から中国にいる私、
スーパーへ行くとよくもらう「1元」「1角」より下の単位の
「分」というコインをたくさん家に保有しております。
その冊子には「1角」までしか書いていないのですが、それ以下のものも引き取ってもらえるのだろうか?(日本では当然してくれますが、以前聞いた時は両替はしてくれないとのことでした)
中国の家中のこの眠っているコインを集めたら大変な金額になるだろうに。
謎は深まるばかり(・_・;)