今回は買い物でなく(期待した方ごめんなさい)、
自分の教師時代の話をしたいと思います。以下、「中国」と称するのは自分の経験の範疇です。
➀今から10数年前、日本の日本語学校で働いていた私は、ある年の9月(中国の新学期は9月)から
その学校の分校がある中国へ1年間派遣で行ってくれないかという打診を受けました。
全く未知の世界であったのですが、行かざるを得ないムードで結局決意。
そして確か9月中旬、生徒(その時は高校だった)から突然「先生、教師節おめでとうございます!」
という言葉とともに花束をもらいました。
教師節(教師の日)という習慣を知らなかった私は、驚きつつもまだ赴任して2週間ほどの私にもこうして
お祝いしてくれたことに喜びを覚えました。ヽ(゚◇゚ )ノ
その後、大学に仕事の場を移してからも、教師の日の授業の冒頭のあいさつ時に、
クラスのリーダーがお祝いの言葉&他の学生が続くというなかなか感動的な場面に遭遇しました。
輸入物のちょっと高級なチョコレートもらったこともあって、まあその時は恐縮でした。(*^.^*)
②中国の大学って、システムは日本の高校に近いんです。
その要素として、クラス単位の授業がほとんど、授業を選択できる幅は広くないということが挙げられます。
だから、高校の延長っぽいせいか、教師の言うことを結構聞きます。(単位のせい?それもあるけど)
そこで、学生にも授業への参加意識を高めてもらおうと授業に関する仕事の当番を決めたんです。
たまにボーっとして忘れられたことはありましたが、みんな、ちゃんとやってくれましたよ。
なんだか嬉しかったんです。
➂一学期というのは実質12月までで、4年生は春節後の2学期は企業研修&卒論というのがスタンダード。
私も卒論指導担当の学生以外の学生は12月が最後の授業で、6月の答弁会まで顔を合わさないし、学生は皆忙しいので、大体それっきりです。
ところが、卒業後数年して、数は少ないけども近況報告のメールを送ってくれる学生もいるんです。
これがえらく感動しました。だって、大学の教師に卒業後連絡ってしないと思いませんか。
この間送られてきた報告には、日本人と結婚し、昨年出産したと・・・。
成績にも関係ない、コネ作りにも関係ない、純然たる気持ち。
教師は経済的には報われることの少ない職業ですが、まさに仕事自体が報酬になることがあるんですよね。
人間関係の仕事をすると、思い出話がたまるもので、また折を見て思い出話をしようかと思います。
つまらなかったらすみませんm(__)m