今回はあるサイトのお勧めです。
簡単に言えば、Yahoo知恵袋を高レベルにした感じのところです。
QUORA (https://jp.quora.com/)
2010年に米国でサイトが立ちあげられ、日本版は昨年開設されました。
何が違うのかというと、まずどんな質問が投げかけられているのか記します。
・恥をかく事は悪いことですか?
・今まで購入したものの中で、最も良かった製品は何ですか?
・宇宙開発はお金の無駄だと思いますか?
※同サイトに絵文字はありません。念のため。
中国関連では
・中国ではなぜFacebookやGoogleの使用が禁止されているのですか?
・これから初めて中国へ赴任する人にどんなアドバイスがありますか?
・中国に住んで、驚いた事は何ですか?
・中国語を勉強するためのおすすめの参考書は何ですか?
・日本と中国の関係性を考える上で、一番の問題点は何だと思いますか?
他にもまだまだありますが、興味をそそられませんか。
端的に言えば、具体的なものから抽象的なものまでそろっていて、
決して下世話でなく、純粋な知的好奇心から発せられたものであるというが私の印象です。
そして肝心の回答がすばらしいんです。
どれも客観性に富み、説得力があるという印象があります。
義務ではありませんが、登録者はある程度経歴(学歴職歴)を表示している方が多く、
責任感があると思うのです。
(そういった姿勢に魅かれてか、中国関連のことは私もたくさん回答してしまいました。決して自褒めしている訳では・・・)
例えば、一番の問題点を問う質問に対しては、
・顔が似ていることだと思います。ついつい日本人と同じようなことを期待してしまうのですが~
・旅行先としての中国の魅力が過小評価されていること~
・一般的に、主語と目的語の間に動詞があるSVO型の言語は思考効率が低く~
というように様々な方が様々な観点から語られ、決して主観で始まり主観で完結するということが
ないように思われます。思いついたことを即発表ではなく、ワンテンポおいてから行っているような・・・。
(本ブログも反省だな~)
私が日頃残念かつ不快に思うのは、いわゆる質問サイト、ニュースサイトで中国や韓国関連のものが出た時の書き込みのひどさです。内容の前に「否定・非難・批判」が前提になっている気がするのです。
例えば、昨年ソフトバンクが中国のタクシー配車アプリ「Didi Chuxing(滴滴出行)に出資するという
ニュースが報じられた時、「毎月払っているお金がそんなことに使われ・・・」といったネガティブなコメントが多数ありました。
でもこのブログをご覧の皆様はよくご存知だと思いますが、同社はど真ん中の大手です。
全土を席巻しています。私は投資がむしろ遅いくらいだとも思いました。
(つまり全く知らないのにコメントを偏見で書いている?)
他でも、よくもここまで他を貶めることが書けるものだと感じることが少なくありません。
そういうわけで、思考が冷静かつ高度になるこのサイトのご紹介がどなたか一人でも
意義のあるものになればと思い、投稿いたしました。
質問回答いずれもせずとも見ているだけでも勉強になると思います。
もしご感想などお持ちになった際はコメントを頂ければ幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。