バッタを倒すぜアフリカで
少し前に読了。バッタ博士の前野ウルド浩太郎氏の最新作である。文庫本なのに、なんと2.5㎝の厚さ。掲載されている図や写真がカラーで、分かりやすく良かった。バッタを倒すぜアフリカで (著)前野ウルド浩太郎バッタを倒すぜ アフリカで バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)Amazon(アマゾン)著者が取り組んできた「サバクトビバッタの繁殖行動」の論文発表を終え、その内容がふんだんに含まれている本書。生物学なんて私には難しいのでは?と思ったが杞憂であった。前野博士の説明がとても分かりやすい!フィールドワークについて大変具体的に書かれており、恐ろしい数のデータ採集、実験器具の自作、個体の収集方法、研究対象の餌の調達方法など興味深かった。世界を股にかけて研究する様子は頼もしい。が、とても大変そうである。又、具体的な論文発表のプロセスについても書かれており、いやあ、大変…。世の中の学者はこんな大変なことをしているのか…タフだなあ。本書は、学術的な部分と、日常について書かれている部分があり、硬軟織り交ぜた内容となっている。著者が現地で食べたお料理についても色々書かれており、気になったお料理があった。(太字部分は本書からの引用)著者の研究をサポートするスタッフの娘さんが、体調を崩した著者への差し入れ。「ダッチオーブン的なごつい鍋」ごとデリバリーされたお料理。鍋底に玉ねぎのみじん切りを500グラム敷き、鶏1羽のぶつ切りをその上に置き、胡椒と岩塩をパラパラと。水は一切入れず、弱火でゴトゴトと2時間ほど煮込むと、「旨味たっぷり、チキンとオニオンの無水スープ」の出来上がり。ん?これって…「新装版 亡命ロシア料理」にあった「帰れ、鶏肉へ」と似ていないか?我が家では「亡命ロシア鶏」というニックネームを付け、何度も作っている。水を入れていないが水分がたっぷり出て、鶏肉もほろほろと柔らかくて大変美味しい料理なのである。著者によると、「フランスパンを浸して食べると旨味が倍増」するそうである。えー。これは試してみる価値あり。***************************少し前に東急大井町線等々力駅近くにある「イエティ ロースタリー コーヒー」 (YETI ROASTERY. COFFEE)に行ってきた。東急線各駅に置かれているフリーマガジン「SALUS」の2024年2月号にこのコーヒー屋さんが取り上げられており、ずっと訪れたいと思っていたのだ。「ヒマラヤブレンド」をチョイス。ネパールコーヒー専門店なのだ。ちょっと独特な感じ。私は一般的なコーヒーにはミルクを入れることが多いが、こちらはこのままが良いと思う。優しい感じのお味。「コーヒープリン」もお願いした。たっぷりのカラメルソースと生クリーム。美味しい~。こちらでコーヒーとプリンを楽しみながら「バッタを倒すぜアフリカで」を読んだ。良いねえ、喫茶店。