先日のMOA美術館往復の列車内で読了。
作家の山本文緒氏は、2021年4月にすい臓がんと診断された。
それまで毎年人間ドッグを受けていたにも関わらず、
既にステージ4bだった。
緩和ケアを選んだ2021年5月24日から10月4日までの日記である。
無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記 (著)山本文緒
5月25日の日記に「うまく死ねますように」という言葉があり、胸が締め付けられた。
様々な契約の解除、仕事の段取り…葬儀、相続についても事務手続きは多い、そして物の片づけ…。緩和ケアの方針、病院探し、自宅で静養するための整備などなど、たくさんのやるべきことを進めながら、自分の体調を見つめる著者の姿が目に浮かんだ。
体調の良い時は読書もされており、たくさんの署名が本書にはあげられていた。
島本理生氏の『星のように離れて雨のように散った』は私も読みたいと思った。
もう書く時間がないと新作のアイデアについても書かれており、「どなたか書いてくださってOKです」とあり、これには涙が出た。
ああ、その内容の著者の作品を読みたいと思った。
そして、私は山本文緒氏と同年代である。
悔いのないように、毎日生きなければ、やりたいことは精一杯やらなければと強く思った。
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亀戸天神社「鷽替神事」の折に錦糸町駅ビルの「白樺」で美味しいお団子に舌鼓を打ちつつ、しっかりとお土産も求めた。
昨年、今年と求めた「錦どら 白」と「錦どら 黒」は直ぐに食べたが、日持ちのするものを楽しむことに。
塩もなかサブレ「えんまん」
「新食感」と紹介されており食指が動いた。
これは美味しい!サブレ生地にバターの味がしっかり、岩塩もよく効いている。
来年の「鷽替神事」の折にも求めたい。
「ミルクチョコ どら焼きラスク」
気になった。
これも美味しい~。チョコの味がしみ込んで、ちょっとポリっとしているが固すぎず良い感じ。これも来年求めたい。