今日は、新幹線こだま号に乗って熱海に行ってきた。

 

 

指定席を取らず新横浜駅に着いて、やってきた列車に乗った。

これは気楽である。

 

目的はMOA美術館の「吉田博 木版画の100年」展。

開館時間よりずいぶん早く到着したので、熱海駅前の「足湯」で一休み。

 

 

鳩も足湯?

 

 

熱海駅からMOA美術館行のバスに乗って、到着。

エントランスから長いエスカレーターで美術館に向かうのだ。

 

 

「円形ホール」

 

 

画像が万華鏡のように変化する。前回もかなり感動して眺めた記憶が。

 

海も美しい。「ムアスクエア」からの眺め。

 

 

展示室へ。

 

 

ここからの眺めも美しい。

 

 

まずは「能楽堂」を見学。

 

 

そして、「黄金の茶室」を見学。

 

 

豊臣秀吉の組立式の黄金の茶室を復元制作したものだそう。

 

 

黄金の茶道具まで…。

 

ここから、美術館所蔵の日本画、仏像などの展示があったが、

まずは「吉田博 木版画の100年」の展示から記録したい。

 

 

なんと、写真撮影可なのである。

 

欧州シリーズ「ヴェニスの運河」 大正14年(1925)

 

 

2021年3月の東京都美術館「没後70年 吉田博展」後期展示でも惹かれた作品。

 

日本アルプス十二題「針木雪渓」 大正15年(1926)

 

 

「沼崎牧場」 昭和3年(1928)

 

 

2021年1月の東京都美術館「没後70年 吉田博展」前期展示でも良いなと思った作品。

 

瀬戸内海集 第二「倉」 昭和5年(1930)

 

 

「スケッチブック」 個人蔵

 

 

上の版画の元になったスケッチだろう。

 

「瀬戸内海集 帆船」シリーズ

 

 

一番右の「朝」

 

 

こちらのシリーズは展覧会で数回見ているが、この空の表現に今まで気づかなかった。

 

 

白っぽい楕円が放射状に、てん、てん、てん・・・・と。

このような表現は同シリーズの他の作品にはなく、この「朝」のために別に版木を彫ったのだろうか。

 

印度と東南アジア「ウダイプールの城」 昭和6年(1931)

 

 

東京拾二題「中里之雪」 大正15年(1926)個人蔵

 

 

2021年1月の「没後70年 吉田博展」前期展示、2021年11月の「没後70年 吉田博展 川越会場」でも大変惹かれた作品。

良いよねえ…。

 

東京拾二題「亀井戸」 昭和2年(1927)

 

 

版画に描かれた場所の現在の写真を並べて紹介しているコーナーがあり、

これはなかなか面白い。亀戸天神社は先日訪れたばかりなので特に興味深かった。

 

印度と東南アジア「ヴィクトリア メモリヤル」 昭和6年(1931)

 

 

きれいな色。水面の表現が素晴らしい。

 

東京拾二題「隅田川」 大正15年(1926)

 

 

良いねえ。やっぱり水面の表現に惹かれる。