勤め先の書店が閉店となり、無職になった主人公の一葉は1巻の「見えない花」で「ポップライター」として活動するようになり、この巻で「あずきブックス」で働き始め、3巻の「森に行く夢」につながることになる。

 また、1巻には登場せず、この2巻から登場した人物もおり、主要登場人物の背景なども描かれ、3巻の内容がしっくりと理解できたりもした。

 やっぱり物語は順番に読んでいくほうが良いかも。

 

言葉の園のお菓子番 孤独な月  (著)ほしおさなえ

 

 この巻で一葉が「お菓子番」として連句会に持って行くお菓子。(太字部分は本書からの引用である) 

 

9月 上野「うさぎや」の「どら焼き」

 一葉は、上野、日本橋、阿佐ヶ谷の3つの「うさぎや」のうち、上野の「どら焼き」が好きらしい。祖母の治子は「どこのもおいしい」と言っていたそうだ。

 

10月 西巣鴨の「土佐屋」の「いもようかん」

 有名な「舟和」の「芋ようかん」が「しっとり系」とすれば、「土佐屋」は「ほっくり系」だそうだ。

「土佐屋」の「いもようかん」は、繊維質が残り、調味料も最低限で「焼き芋そのもののようなほくほくした食感」だそうだ。ほう。

 

11月 「銀座清月堂」の「おとし文」 

 

12月 富山県高岡市「不破福寿堂」の「鹿の子餅

雪のように真っ白で、ふんわりした餅のなかにあずきが入っている」と読んだところで、ん?食べた覚えがある!と自分のブログを検索すると今年2月24日に食べた記録が書いてあった。うむ。もう一度食べたいかも。

 

1月 「空也」の「空也もなか」

 おお、超有名店ではないか。予約必須で、且つ予約の電話が掛かりにくいということを読んだり聞いたりしている。主人公・一葉も平日の日中に何度か電話をかけて予約していた。「空也のもなかは香ばしい皮が特徴だ。軽く焦がすことで風味をつけるため、焦がし種と呼ばれている」と書かれていた。私も食べてみたい。

 

2月 麻布十番「豆源」の豆菓子

 たくさんの種類があるようだが、物語で一葉が選んだのは、「売れ筋らしい梅落花、甘い抹茶、たこ焼き味の多幸ボール、わさび、胡麻大豆、南京糖など十種類の豆菓子と、おかきを買った」そうである。

 

 一葉が、1巻「見えない花」で祖母が1か月1回の連句の会に持って行くお菓子の書かれたメモを発見し、3月からメモ通りにお菓子を持参し連句会に出席するようになるが、1巻では8月までだった。そしてこの2巻「孤独な月」で9月から2月までで一回りした。

 

 3巻「森に行く夢」でも魅力的なお菓子を持って連句会に出席していた一葉が、4巻ではどんなお菓子を持って行くかも楽しみである。

 

*****************************

 

久々の「MARGARET HOWELL CAFE」。

 

長ネギとカブのスーププレート 

 

 

私の写真テクニックが今一つなのだが、大変美味しかった。
長ネギとカブのスープの甘味がとても良い感じで、自分でもカブのスープを作ってみたいと思ったほど美味しかった。

写真ではスープカップの右側にちょっと写っている白いんげん豆のサラダが美味しかった。紫玉ねぎのみじん切りが入っていて、それがアクセントになっていた。これも真似して作りたい。

 

 

テーブルのお花も良いな。

 

 

*****************************

 

先月訪れた「töe coffee(トーコーヒー)」

 

 

りんごのコンポートのケーキだったと思う。

 

 

最後の1つだったような…得した気分。

美味しいコーヒーを飲みにちょいちょい行きたいお店だが、月に1度行けたらラッキーくらいだ。今月もそろそろ訪れたいが…。

 

*****************************

 

一昨日、念願の「祐天寺来々軒」を訪れた!

 

前回は「来々軒史上最強の賄い 麻婆天津丼」を食べたが、同行者が食べていた「元祖 東京ラーメン」がどうしても食べたかったのだ。

 

 

何だかとっても美味しいのだ。細い麺も私好みである。

 


 

興奮のあまり2枚も写真を撮ってしまった。せっかくなので掲載。

 

前回、2022年7月も開店直後に入店して空いていたようなことを書いているが、今回も開店直後に入店したが、予約席のプレートが置かれた席があったり、どんどんお客さんがやってきて席が埋まり、大変な人気ぶりだった。