読了。

 

本書は、『兄の終い』の著者である翻訳家の村井理子氏の「読書案内を兼ねた濃厚エピソード満載のエッセイ集」である。

 

本を読んだら散歩に行こう  (著)村井理子

 

本書を読んで、読みたいと思った本。(太字部分は本書からの引用)

 

宮崎伸治『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』

 

翻訳家というミステリアスな職業」という章で紹介されていた本だが、その章に描かれていたこの部分が…

 「そのミステリアスな書籍翻訳の世界で、最もミステリアスなのはきっと、その収入だろう。「実際に、書籍翻訳だけで食っていけるの?」とストレートに聞かれた場合、私のほうもストレートに「無理!」と答えている。これはあくまで私の場合であって、書籍翻訳一本で生計を立てることができている翻訳家は当然存在している

 

 ひいっ!そうなのか?!村井理子氏というと、「人気翻訳家」と紹介されているぞ。ちょっとびっくり。いや、しかし、何をもって「食っていける」と考えるかは人によってその金額は違うだろうから…。

 

 村井理子氏によると、この本は「大ベストセラーを出版したベテラン翻訳家が、失意のなかで出版業界を去るまでが克明に綴られている」らしい。が、「抱腹絶倒のジェットコースター本」のようだ。そして、「なんという凄絶な経験だろう。胸が痛んで仕方がないし、怒りが湧くというのに、笑ってしまうのはなぜだ!?」らしい。

 

 

近藤康太郎『三行で撃つ〈善く、生きる〉ための文章塾』

 

 「なぜ人は文章を書くのだろうという考えが、本書にはこれ以上ないほど簡潔な文章で書かれている」そうだ。

 

森百合子『日本の住まいで楽しむ北欧インテリアのベーシック』

 

 本書に掲載されている著者のエッセイが「穏やかでシンプル」だそう。そして、家の写真から「温かさ、快適さが伝わってくる」そうだ。

 

朝倉かすみ『にぎやかな落日』

 

 主人公は、83歳のおもちという方だそうだ。

 昨年、『一橋桐子(76)の犯罪日記』を読んでおり、83歳の主人公はどんなだろうと興味を持った。

 

吉本由美『イン・マイ・ライフ』

 

 「このような力のある美しい文章を久々に読んだ気がしている」とあった。

 村井理子氏は、著者のインスタグラムをフォローしたようだ。

 私も早速、インスタグラムで「吉本由美」と検索したところ…あ、吉本由美氏ってスタイリストの!!ほう…。これは読みたい。

 

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3月31日に「オランダ王国大使公邸 チューリップガーデン一般公開」に行った折に、「虎ノ門 岡埜榮泉」で求めたもの。

 

「栗饅頭」である。

 

 

「東京和菓子協会会員店紹介」の「虎ノ門 岡埜榮泉」のページを見ると、「一番人気は豆大福。二番目は栗饅頭。三番目はワッフル、どら焼。田舎、茶饅頭、最中、季節菓子等々・・・」とある。

 

 

中の白あんにごろっと1粒、栗が入っているのである!

大変美味しい。栗好きの私にとって大変魅力がある。

これは売っていたら、つい手が伸びると思う。