その1からの続きである。

 

「四五人に」自画賛(文化庁所蔵) 

重要文化財。3人の踊る人物が描かれている。

これは、美術館のガラス窓に貼られたシール。

本作品に描かれた踊る女性。無表情・・・。身も心も入れ込んで踊っているのだろうか。

※外から撮影したので左右逆になっている。

 

 

「ゆふかほや」画賛(個人蔵)

芭蕉の「ゆふかほや秋はいろいろのふくへかな」の句に絵を付けたもの。

文字と絵がばらばらに配置されており、私は後期展示の中でかなり惹かれた作品である。

図録の写真より、実物は、もの凄く良かったような。

図録には表装が写っていないが、実物にはある。筆跡の微妙な加減、墨の濃淡などなど、まあ・・・違う。

 

「己か身の」画賛 円山応挙画・与謝蕪村賛(個人蔵)

前期に、応挙と蕪村のコラボ作品があったが、後期には本作品。

黒く、ベターッと墨でシルエットで描かれている犬。

一見、ささっと素早く描かれたように見えるが、動いて、吠えているようにも見える計算され尽くして描かれているのかも。応挙であるし。そして、何となく可愛い。

表装にトンボの模様の裂が使われていた。

 

「花すゝき」自画賛(文化庁所蔵)

入口のパネルにあった、こちらの絵である。弁慶。表装に桔梗と菊が使われていた。

 

 

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解説パネルの文章のメモ書きが残っていた。

 

広がる蕪村の「ヘタウマ」的スタイル

 素人が描いた未熟な絵の中にも、魅力的な下手さと、そうでない下手さがあるように、拙い描き方で人の心を惹きつけるのは、そう簡単でないのかもしれません。

 

蕪村展のパンフレットのイラストを担当した長田結花氏が図録にイラストコラムを掲載していた。そこに、こう書かれていた。

 

蕪村の描く味わい深い「顔」について。

「こうならきれいにまとまるなー」というところから、だいたいズレてます。

 

ふうむ。なるほど。

 

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「府中市美術館だより vol.53」に学芸員金子信久氏による「蕪村の絵と字の魅力の成り立ち」という文章が掲載されていたので1部いただく。

 

 

又、「探検隊ワークシート」は表紙は前期と同じであるが、内容が違うと係の方に勧められたので、チャレンジ。賞品は上の写真にあるポストカード。

 

そして、ショップでは蕪村せんべいを購入。

 

 

前期展示のときに購入したのは、「六角ざらめ」と「六角ねぎみそ」。

大変美味しかったので、本日も購入。

「六角ざらめ」は品切れのようだったので、「カレーせんべい」と「六角ねぎみそ」を購入。

 

府中市美術館のある都立府中の森公園で撮影。

 

 

藤。良いねえ。大好きである。

 

 

暖かく、公園内の売店でアイスクリームを購入し、屋外の椅子に座って、風景を見ながら(無言で)食べた。