昨日、京橋にある「加島美術」さんの展覧会、「SEITEIリターンズ!~渡邊省亭展~」に行ってきた。
渡辺省亭は、5月と7月に齋田記念館で「花鳥礼讃-渡邊省亭・水巴 父と子、絵画と俳句の共演-」を鑑賞している。
省亭没後100年ということで、作品が沢山見られるのではないかと期待していたところだが、私のチェックが甘く、こちらの展覧会に気付いたのが一昨日だったので、大変焦った。
都心に所用があったので、すかさず参上。
こちらは、なんと撮影自由とのことで、パチパチと撮影させていただいた。
展示点数が約35点とのことだったが、全てが素晴らしく、大変見応えのある展覧会であった。
しかも、「生」!ガラス越しでなく!おお・・・。
しかも、鑑賞している方が数人で(平日の午後だったからか)、ゆったりとできて、本当に贅沢な時間を過ごすことができた。
一番気になった作品が、こちら。
「葡萄に鼠図」(明治20年代中頃)
葡萄に、お手玉だろうか、糸にハサミ。赤い色が魅力的な作品だ。
モチーフにも惹かれる。
それから、「牡丹之図」(明治32年)
省亭の描く牡丹は魅力的だ。何となく「バタ臭い」感じも良いと思う。
昨年5月の山種美術館「花*Flower*華―琳派から現代へ―」に出展されていた「牡丹に蝶図」も大変良かったなー。
この展覧会、このような雰囲気で展示されている。
いやー、本当に贅沢。
(つづく)