今日は、齋田記念館に行ってきた。

 

 

5月6日のNHK日曜美術館「アートシーン」で本展覧会「開館20周年記念特別展 渡邊省亭没後100年 花鳥礼讃」が紹介されて、これは行かないと!

 

 

車で環状七号線の代田付近を走行していると、左側に見える立派な白い塀が齋田記念館だったとは!

 

ずんずん入って行くと・・・

 

 

こちらの右側の倉のような雰囲気の建物が齊田記念館である。メインの展示室1室のこじんまりとした美術館。

 

 

こちらが本展覧会のリーフレットである。

 

渡邊省亭というと、昨年春の山種美術館「花*Flower*華―琳派から現代へ―」展に展示されていた「牡丹に蝶図」のクリアな濃いピンクの牡丹の印象が強かったが、本展覧会の作品は、上の写真のとおり、全体的にシックな色合いだった。

 

本展覧会の出品作品全てが素晴らしかったが、特に、

 

「桜にひたきの図」は、ちょうど椅子の隣に展示されており、しかも「生」の状態!

ケースに入っておらず、ガラス越しでなく「生」!

それを椅子に座ってゆっくりと眺めることができ、幸せ・・・。

これに描かれているジョウビタキと、「梅にこまどり」のこまどりの首の部分に使われているオレンジ色がとても印象的だった。

 

「青楓に方目の図」は、とても爽やか。

主に墨と緑の色が使われているが、木の葉に使われている緑色がとても墨の色とマッチしていて、(今日は蒸し暑かったので)涼しそう、良いなあ、こんなところに行ってみたいと思った。

 

本展覧会は、前期と後期で入れ替えがある。

これは、後期も必見である!