今日は、箱根まで行ってきた。

岡田美術館である。

 

伊藤若冲と与謝蕪村は、今年生誕300年だそうだ。この二人の作品と、同年代に活躍した円山応挙、長沢蘆雪などの作品が展示されていた。

 

チラシはこんな感じ。

伊藤若冲の「孔雀鳳凰図」。今年5月に東京都美術館で催された「若冲展」にも出展されていた。

「若冲展」は、大変な混雑だったため、綿密に情報を収集し、まず「動植綵絵」を鑑賞し、その後他の作品を見に行く作戦を立てた。開館後割と直ぐに入館でき、「動植綵絵」、「菜蟲譜」などは比較的しっかり見られたが、この「孔雀鳳凰図」は、「83年ぶりの再発見」として話題の作品だったため、私がたどり着いた頃には、すでに黒山の人だかり状態。とてもじゃないが、前の方にはたどり着けない様子だったが、作品が大きいため、上の方は見られたが、下の方は・・・。

そんな訳で、今回はじっくり見られたら良いなあと大変期待したのであった。

こちらがチラシ。

結果からいうと、非常に堪能できました。

かなり広いスペースを取って展示してあり、一番前でじーーーーっくり鑑賞でした。

モチロン、単眼鏡を使って念入りに鑑賞した。

孔雀の羽の白いレースのように描かれた部分、いやーため息。

本当に綺麗だった。

 

本展覧会が9月5日からということで、まだ始まったばかりであったことと、まだ紅葉の季節ではないこと、訪れるには遠い場所にあること、そして、入館料が・・・2800円・・・であることが理由だと思う。

 

このほか、このチラシにある「三十六歌仙図屏風」

こちらは東京都美術館の「若冲展」では、私は後期に行ったため「左隻」部分しか見ていないが、今回は、なんと、こちらの作品の真ん前にイスがあり、そこに座って、ゆっくりと左右とも鑑賞。とってもユーモラスな作品。

 

こちらの博物館の素晴らしいところはいくつもあるが、いくつかの作品の解説に、液晶タッチパネルが設けられている。この解説の「こども」バージョンが大変分かりやすい。私は最初、「日本語」を選択していたのだが、ある韓国陶器の解説で一部分からない用語があったため、「こども」を見てみると・・・・これがまた分かりやすい!!なので、液晶タッチパネルで解説を読むときはつとめて「こども」バージョンを使用していた。

この「三十六歌仙図屏風」の「こども」バージョンの解説も大変面白かった記憶がある。

 

と、岡田美術館は5階建てで、「孔雀鳳凰図」が展示してある2階、「若冲と蕪村」展の4階、5階の仏像が展示してある部屋を鑑賞したただけで、すでに1時間経過。

 

長旅の疲れと、鑑賞で興奮した頭をクールダウンさせたかったので、「足湯カフェ」に。

こちらに座って、「風・刻」というタイトルの風神、雷神を描いた巨大壁画が堪能できる。

あまりに大きいので、一度に撮影できなかった。

 

「神奈川県産牛乳を使用したプレミアムソフトクリーム」と、「プレミアムソフトクリームを贅沢に使ったパフェ・プレミアム“和”パフェ」。

朝、早起きして出発したため、朝10時過ぎだったがすでに少し空腹感。非常に美味しく頂きました。

 

ちなみに、この「足湯カフェ」の使用料は、美術館の入館者は無料(も一つ言うと、駐車場も)

なので、しっかり楽しませて貰った。壁画を見つつ、ソフトクリームに舌鼓を打ち、持参したガイドブックを読み・・・・30分ほど浸かった。足の、浸かっていた部分が赤くなっていたほど。ぽかぽかと温まった。

(その2に続く)