(S/N 20251214 / Studio31, TOKYO)
詩人尾崎喜八は明治25年(1892)生まれ。昭和49年(1974)、82歳でに亡くなっている。
山に関わりの深い作家達のホームグランド的出版社・創文社から亡くなった二年後に出ているこの本からわかることは、八十才にもなると日記や手紙のような私信以外は、若いときのように頭に湧いてこないということだ。
随分永く創作に関わってきたと思っていた、詩人新川和江さんだって最後の著作は八十才くらいだから、文芸に関わる人は、大体八十才くらいで創作脳が電池切れを起こすようだ。
それが相場ということなら、文筆家の晩年の生き方も多少工夫して楽しく出来るかも知れない —— 机に向かって悶悶とする人生にも『潮時』があるのを知っておきたい。
【Foxes and Fossils - Don't Worry Baby】









