ロンドンには数多くの最高級老舗ホテルが
存在する。
その中でも、別格でロンドン一高額なホテル
それが「ザ レーンズボロウ」である。
レーンズボロウのホテルとしての歴史は
それ程古くない。
レーンズボロウは、元々レーンズボロウ侯爵
の屋敷があったことからその名が付いている。
建物はナショナルギャラリーを設計した
ウィリアムウィルキンスによるもの。
「貴族の邸宅」コンセプトで、外には
ドアマンが立ち、ホテルという標識は
どこにもない。
中に足を踏み入れればそこは貴族の館である。
英国らしく比較的シンプルな中に
豪華さが見え隠れする。
ここではチェックインしない。
チェックインのプロセスは全て客室で
行われる。
レーンズボロウが何故ロンドンの最高級
ホテルなのか。それは日本には馴染みのない
バトラー(執事)が全部屋につくのである。
チェックインをしている時も、
執事が紅茶を入れてくれ、
荷解きもしてくれる。いたせりつくせり。
マイケルジャクソンがこのホテルにしか
宿泊しなかった理由がわかる。
エリザベス女王をはじめ英王室専用の
エントランスで普段ここのドアは
解放されていない。
これ実はだまし絵で、壁や天井は
描かれたものでビックリ。
下には何があるんだろうとついつい
行ってみたくなってしまう。
のぞむ。
ここはホテルのラウンジといったところ。
普段アフタヌーンティーはセレステで
サーブされているが、ここでも頼めば
提供してくれる。
天井のシャンデリアと装飾がうつる。
因みに右のお花の横にボタンがあって
いつでも押せばサービスに飛んできてくれる。
昔貴族がベルを鳴らしたように。
1杯100万円以上するウィスキーや
数々のビンテージを揃えている。流石。
バトラーたちが飛び回っている。
チケットの手配だけでなく、夜中に
プライベートジェットが必要となった場合でも
すぐに用意してくれるのである。
このホテルの1番豪華な客室。
もう宮殿。
みなさんレーンズボロウの客室って
テレビなくない?って思いませんでした?
実は雰囲気壊さないように隠れているんです。
右の暖炉の上に飾ってある絵。
実はテレビなんです。
ボタンを押すと、あの絵がスライドして
額縁の中に入っていって、テレビが出現。
アイパッドのようなものがあって
そこで全てをコントロール。
雰囲気を壊さないように色々な仕掛けが
してあるハイテクホテルでもある。
こちらがベッドルーム。
バッキンガム宮殿の一部と言われたら
疑わないかもといった豪華さ。
現在のホテルはクラシックからモダンに
移りがちであるが、レーンズボロウは
逆にクラシックに、だけど最先端の設備を
完備。
だから世界を飛び回るビジネスマンに
人気なのだろう。