3月はお別れの季節、「喪失の体験」をします。
今まで慣れ親しんだクラス、学校、先生、友達と離れる寂しさが出てきます。
そして、4月からの新しい環境に変わる不安も出てきます。
失う寂しさと新しいことへの不安が交錯して心は複雑です。
でも、一つ一つ出てくる感情を丁寧に感じていくことで、複雑な心が整って、ザワザワしていた寂しさや不安な気持ちが溶けていき、次に出てくるのは期待や希望です。
お子さんの中には、不安を抑えて無理に明るく振舞う場合もあります。
「どんな気持ちもダメじゃない」と日頃から教えていると、素直に「不安だ、怖いな、嫌だな、寂しい、悲しい」という抑えたくなる気持ちをきちんと処理できます。
その後にはエネルギーが湧いてきて、新しい環境というチャレンジを受け入れ、乗り越えて「成長」することができます。
子供がため息をついていたり、不安をちらっと見せた時には、無理にポジティブな方へ導く前に「そう感じるんだね」「不安だよね」と、今子供が感じる気持ちを最優先して寄り添います。
「子供が不安になっている姿を見たくない」と感じるのは、過去の自分が新学期前に不安になっていたようなので「不安だったなぁ」と過去の自分の気持ちを感じて溶かしてしまいましょう。(良い機会なので)
我が家の二男も高校を卒業した翌日は「喪失感がある」と言っていました。
そう感じるのは当たり前のことで、ダメなことではないので、「そうだよね、寂しいよね。しっかり感じるんだよ」と伝えると「うん」とその日は感情を感じていた様子。
数日後に本命校の合格をいただき、気持ちは大学生活の方へ向いていました。
どんな気持ちや感情も大切にして、3月のうちに感情を出しきって、フレッシュな気持ちで4月を迎えられますように。
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