今晩、初めて携帯から１１０番しました
そうしたら、携帯画面が「緊急電話」と表示されました
なんと、人生で一番サイテーな痴漢に遭遇したからです。
あまりに突然の出来事でまだ事態を冷静に把握できていませんが、あのオジサンは酔っ払っていたのか、変質者なのか、普通の人なのか、微妙なラインで、私も事の重大さに後で気がついたという顛末です。
夜２０時過ぎ頃、仕事帰りに買い物袋を提げて歩道橋の上を歩いていたら、すれ違ったオジサンが「お姉さん、遊びに行かない？」と言ってきた。
こういう時、私はいつも「主婦のオバサンですから」と指輪を見せると大抵はサッサと去るので、それで終わるだとうと舐めてかかっていました。
「綺麗ですね」とオヤジ。
私は「暗いからですよ。オバサンです」と笑いつつ、心の中で“綺麗なわきゃ、ねーだろ！ ふざけんな”と侮辱されたとムカついてスタコラ歩いて行ったのですが、こうやってひと言でも話した自分が悪かったのでしょうか。
すると、歩道橋を降りる私にまとわりついてきて、「手を握らせて」と強引に手を握っていたのです
そして、そのまま体ごとギュッーと引っ張られ、手にキスをされ、胸を触られたというより、ドン！と叩かれたのです
「きゃあ～」と叫んだ私に、
「ごめんね、ごめんね」と言いながら、歩道橋の上まで急いで戻って行ったオヤジめ
私は放心状態で歩道橋のすぐ下にあったコンビニに駆け込み、しばらく待機
ちょっとだけ買い物をして家路を急ぎました。もう居ない、きっと大丈夫だろうと思っていた矢先、なぜか地下鉄の出口から地上に出てきた同じオヤジを目の前に発見
オヤジは私に気がついたらしく、すぐの信号を右折し、路地裏へ消えて行きました。いくら何でも二度は同じ女性に痴漢をしないだろうと思って悠々と通り過ぎて歩いていた私は、しばらくしてから、なんとも恐ろしいことに……
「また、会いましたね」
耳元で声がしたので咄嗟に振り返ると、そのオヤジが後ろにずっと着いてきていたのです
私はもう本当に恐怖心で怖くなって、
「もう、ちょっと、止めて下さいよ。叫びますよ！」と強く怒り、猛ダッシュで逃げました。
手足がガタガタ震えそうになりました。
その後、さすがにオヤジは追っては来なかった様子です。
マンションのエントランスに入るのを見られたくないので、何度も振り返りながら、遠回りをしながら帰りました。きっと今晩は周辺の一人歩きの女性を狙っているのだろうと思い、私は思い切って１１０番通報をしました
別にしなくてもいいのかもしれませんが、なんか、ムカついたのと他の女性が狙われてはいけない、と思って……。
「どうしました？ 緊急ですか？ 何がありました？」と警察。
遭遇した被害の詳細と、場所と、オヤジの身長、体型、髪型、洋服などをしっかりと伝えました。
「ありがとうございます。管轄の派出所に連絡し、警戒するよう指示を出します。お名前は？」
とのことでした。
私も油断しながら、るんるん、トロトロ歩いていたのが悪かったのかもしれません。だって、まだ２０時だったんです。それに、辻さんのブログが更新されて、辻さんがあまりに細くて、なんかカッコ良かったので、その写真を眺めて携帯をパタンと閉じた直後だったので、きっと顔がニンマリ
していたのかもしれません タイミングが悪かった……。
でも、結構人通りが多かったので、まさか、と意表をつかれました。いかん、いかん。
なんで、こういう変な人って世の中にいるのでしょう？
頭おかしいんじゃないの？
そんなに女なら誰でもよくってムラムラしているなら、自分の給料を使ってすぐに風俗へ行け
ドケチめ 本気で怒り狂って、もう、また男性嫌いになりそうです。どうして、男は、こうも、“動物”なのですかね
オヤジ、バッカじゃないの～
それで先ほど、マンションの玄関前にゴミを出すのが怖くなって、主人に「お願いだから、今晩だけ、ゴミ出してきて。なんか、怖くなっちゃった」と真剣にお願いしたら、「もう、大丈夫だよ。そんな奴、いるわけないだろ」と冷たく突き放されたので、泣きそうになりました。
しばらくビクビクしている気持ち、わからないんだろう～な……
だって、あれで胸を叩かれるんじゃくて、そのままナイフでひと突きされていたら、私は今頃死んでいたんだから。通り魔って、ああいう平和な感じで、きっと遭遇するのかもしれない。不幸中の幸いだ。私はまだ死ねない。もっと本も読みたいし、美味しいものも食べたいし、友だちにも会いたいし、辻さんのライブにも行かなきゃ、だし、「サヨナライツカ」も観なきゃ、成仏できない。
神様、助けてくれてありがとう
大変、失礼致しました。くれぐれも、女性はお気をつけ下さいませ。