映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 | 読書至上主義

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毎日1冊は本を買ってしまうワタクシの雑感です。

読書至上主義-黒井
『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』

黒井勇人著 新潮文庫


何年か前に書店で見かけては気になってはいたものの、自分がそういう環境にはなかったのでシンパシーを感じられず、本を買う気までは起こりませんでした。今回、映画化されたというのをアメブロの藤田社長のブログで夏頃に知り、これは観なきゃって思ったのが鑑賞のキッカケです。


映画製作会社のアスミック・エースのプロデューサーである井手陽子氏は、大学卒業後サイバーエージェントに入社し勤務。藤田社長のブログによると、「映画プロデューサーになりたいので、会社を退職します!」と言って数年前に退職した彼女が、本当に自分の夢を実現したことに驚いたそうです。その井手さんがこの夏藤田社長にメールを打ち、この映画を自分がつくったので是非観て下さい、と書いてきたそうです。


藤田社長は自身のブログで、「このブラック会社がサイバーエージェントっていう意味だったらどうしようガーン」と書いていたのが笑えました。


それで公式HPで「企画意図」があったので早速読んだら、井手プロデューサー曰く「自分が大学を卒業して入社したベンチャー企業は過酷な環境だったけれど……」と書いてありました。あらら、やっぱり少しは頭にあったんじゃなかろうか……べーっだ!


公式サイト

http://black-genkai.asmik-ace.co.jp/


登場人物に、「井手さん」「藤田さん」が出てきたので、なんだか意味深でした。井手プロデューサーの想いが少しは込められていたのかしら? ちなみに、映画の中の藤田さんは田辺誠一が演じていて、超いい人です音譜


私は個人的には、リクルートを強烈に思い出しました。今でこそ業務改善が行われ、部署によっては残業も少なめになって22時頃には帰りなさい、なんて信じられないことを言っているそうですが、今から10~15年前ぐらいのリクルートはまさに「不夜城」。企画職などでゆっくり考えながらの残業ならばまだいいのでしょうが、一分一秒やることが目白押しの過密労働で深夜まで残業だったので、リクルートの営業はちょっと異常でしたね。あの頃はダイエー株で大損した借金も膨大にあり、会社としても大変な時期でしたし。でも、周囲の上司や同僚は最高な人々ばかりで、多数の会社を経験してきましたが、社風は一番大好きでした。本当に素晴らしい方々ばかりがいらっしゃいました。深夜0時30分頃、ストレスがたまった私が「カラオケ、行きたいんですけど」と呟くと、「よっしゃ、みんなで行くぞ!」とタクシーに乗って。朝4時まで歌いまくり、疲れ切って出社。翌日反省しょぼんという日々の繰り返し。とても懐かしい若かりし頃の想い出が蘇ってきましたキスマーク


読書至上主義-ティラミスラテ
TULLY’Sにて ティラミスラテ


終了後は、タリーズコーヒーでひと息。ティラミスラテ、甘かった~コーヒー

それにしても、小池徹平くん、マジ、可愛い、カッコイイ。この主人公はいい役柄だし、ファンになりそうでヤバイラブラブ

最近、どうやら若い男の子に目がいきがちなので、とうとうオバサンの仲間入りだと自覚しました。若い頃は素敵なオジサマが好きでしたが、もう、とんでもないっすドクロ 小池くんの若くて美しいお顔に見とれてしまいました。ぽわっラブラブ!


が、もちろん、と同時に「働くことの意味」を深く考えさせられた映画でございました合格合格合格