ここ最近辻さんのブログが面白くて、いつも携帯から更新されていないかチェックし過ぎていました。昨年の春から始まった「ZAMZA」世界ツアーで、ドイツ、スイス、パリ、韓国、日本、NYなど、とにかく世界旅行をしている気分に私までなれて嬉しかったです。辻さん、アメリカのイミグレーションやトイレで女性だと間違われ、昨日ミュンヘンでもパスポートの写真と実物が違うとイミグレーションで足止めをくらい、大騒ぎだったそうです。10キロ減量したうえに、髪型もあのロングヘアなので、確かに……、プププ、笑えました。
そんな私もちょうど1年前の2008年11月22日(土)~24日(月)は憧れのパリに本当に居たんだなぁ~と振り返ると感慨深いです。辻さんのこの本を鞄に入れ、本の中の辻さんの指示に従い、歩きました。おひとりさまだったのに、いつも隣に辻さんが居てしゃべっているようで、すごく心強かったです
この本は普通のガイドブックと違い、パリの穴場がわかりますし、パリの日常を切り口に旅が出来るのでとってもお薦めです。恋人同士で行く人達にはもってこいですよ
「いつか、ぜったいにパリに行ってやる」と思っているすべての人に向かって贈る一冊です。
(帯の言葉)
私はアメブロの名前の由来でもある「モンパルナス」に滞在し、セーヌ川左岸を中心にぶらぶら散策しました。雨も降り、すっごく寒かった記憶があります。
以下、辻さんの本の中に出てきた場所、カフェ、食べ物も含め、旅の写真を少しだけUPしておきます
ピエール・エルメのマカロン 白トリュフとノワゼット(ハシバシの実)
死ぬほど美味いのに、日本では未発売
パリで出逢ったおじさまで忘れられない人がいます。日曜日の夜、サンジェルマン・デ・プレ教会横の名門文学カフェ「カフェ・ドゥ・マゴ」にて、私がおひとりさまで夕食をとっている時に出逢った老紳士です。
クロック・ムシューとカフェ・クレームを注文し(これしかフランス語わからないから)、私がちょうど食べ終わった時に、突然“Was it good?”と英語で話しかけてきたお隣の座席の老紳士。
それから、なぜか1時間以上に渡りお互いの冴えない英語で様々なことを議論しました。何について話したのか忘れてしまいましたが……。フランス人がいかに勤勉でないか、なぜ日本人は勤勉なのか、とか……。主に、文化の相違についてだったでしょうか?
彼は地元ソルボンヌ大学を卒業し、以前はパリのラジオ局のプロデューサーで、「Cultural Programs」を制作していたそう。でもあまりに多忙過ぎて読書する暇がなく、思い切って数年前に退職したとのことでした。
“I need to read books more.”と語ったひと言が印象的でした。
今はEngineeringの会社へ転職して、毎日読書三昧の日々だと。そして、「僕はこの店の常連客(regular customer)なんだよ」と教えてくれました。
余談ですが、ドゥ・マゴの地下のトイレ番をしているおばあちゃま、そして私を担当したギャルソンは、なんか冷たかったです(笑)。どうせ私がアジア人でブスだからだと思いますが……(被害妄想 in Paris)。
私はパリの夜が怖くてとにかく怯えていたので、その紳士に20時30分頃お別れを告げました。その時一瞬、メールアドレスを彼に聞こうかなぁと頭に過ぎったのですが、やはりやめました。お互いの名前だけ、最後にレシートに書き交換しました。
パトリスさんは、私の苗字を発音しにくそうに、ゆっくりと「●●●」、「●●●」、「●●●」と3回練習しました。もう二度と会うこともない人間の苗字を3回繰り返してくれたあの姿が、なんだか照れくさく、嬉しくもあり、まだ鮮明に記憶に残っています。
私がお店の扉付近から手を振ると、遠くから“Don't eat too much!”とおっしゃっていました。なんでだろう やっぱり私がデブだったからでしょう……(被害妄想 in Paris Part2)。
やはりどんな出逢いがあるかわからないので、常にベスト体重にしておくべきですね。反省
今夜も「サンジェルマン・デ・プレ」の文学カフェ「ドゥ・マゴ」の壁際の座席で、パトリスさんは一人夕食を取っているのでしょうか?
いつか、パリの「ドゥ・マゴ」に行って再会できたら、すごい奇跡ですよね~? 妄想中
日本の渋谷の「ドゥ・マゴ」とは全然違って、さすがの雰囲気でしたが、渋谷にも久しぶりに行ってみようかしら?