一つ前のブログに、長年の夢が叶ったと書きました。
その夢とは、解剖学をしっかり学びたい
できれば本を使った座学ではなく、実際の人体から、リアルにこの目で見て学びたいということでした。
20年近くセラピストという仕事を生業として、数えきれないほどのお身体に触れさせていただいて
痛みや不調と向き合い続けてきましたが
恥ずかしながら力不足でお役に立つことが難しく
自分の無力さに情けない思いをすることが、これまで幾度もありました。
Body－Mind－Spirit（身体と心と魂のバランス）
これが整っていることが、真の健康であると学んだのは
古代ハワイアンの思想、哲学、深い教えがベースとなったロミロミから。
心と魂についての学びは、日常のすべてから少しずつ少しずつ理解を深めているけれど（私の場合です）
身体についての学びは、やはり独学では限界があり、圧倒的に知識の足りなさを感じていました。
ただ、学びたいと思える場所や、学びたいと思える先生との出会いがなかなかなくて…
ずっと探し続けていたら、ハワイでの修行の時に一緒のクラスだったロミシスがFBに書いていた記事が目に留まりました。
書かれていたオーストラリアセミナーのことが、その後ずっと気になり続けていたところ
ロミシスがオーガナイザーをされる１dayセミナーのお誘いを何回かいただくようになりました。
彼女にも会えるし～と思って気軽に参加してみると、そこにいたほとんどの方が気になっていたセミナーの経験者の方々ばかりでした。
皆さんのお話を聞きながら、いつか学んでみたいという気持ちがだんだん芽生え始めてきました。
しばらくすると、あるハプニングが背中を押してくれて、私もオーストラリアのセミナーに参加することになったのです。
それが、KYT（Ken Yamamoto Technic）でした。
参加されている方のほとんどが、治療家の方々。
皆さん、患者様の痛みや不調を何とかしたいという強い思いで、この学びに真摯に向き合っていました。
私はますます、自分には身体の知識が足りないことを痛感しました。
その後、日本での練習会に一緒に参加させていただいたり
もう一度オーストラリアセミナーにも参加し、合計ベーシック2回アドバンス1回を学ぶことができました。
Ken先生は、毎年ハワイ大学での解剖学セミナーも開催されていて
それにも参加されたことがある治療家の方々も何名かいらっしゃり
お話を聞いて、ますます解剖学をもっと学びたい思いが強まりました。
でも、セミナーはとても高額だし
（ホルマリン漬けのご献体だけでなく、フレッシュなご献体もあるので）
やっぱり怖さや不安もあって、私にはなかなか難しいチャレンジでした。
でも、セミナーでご一緒だったオーストラリアのセラピストさんがある情報をシェアしてくださったのです。
それが
アナトミートレイン筋膜解剖ライブストリーム
『パンデミックの影響により、ライブでの教育プログラムの提供が困難になってしまったことがきっかけで、ドナープログラムの承認を得てスタートできることになった全く新しい試み』だというオンラインでの解剖クラスの配信でした。
英語圏の参加者を対象としたクラスは、もうすでに2-3回開催されていたそうですが、今回日本人向けに開催するにあたり、アメリカとの時差によるスケジュール調節と、日本語通訳が2名のスピーカーの間に入り込むという新たな形態にチャレンジするということになったそうです。
私にはものすごくラッキーな情報で、これなら参加できる！とすぐにお申し込みしました。
オンラインとはいえ、初めて解剖を目の当たりにするので、日が近づくにつれどんどん緊張していって、当日はさらにものすごく緊張していました。
でも、通訳のKaoriさんやトム先生が最初とってもにこやかに笑顔で登場されて、やわらかい口調でお話されるのを聞いて、だんだん少しずつ落ち着いていきました。
次に、画面に実際に解剖をされるトッド先生が登場されました。
そのお話を聞いていると緊張というより、何というか、とても神聖な気持ちになってきました。
そして、画面はドナーの方へ。
ホルマリン漬けではない、フレッシュなご献体が横たわっていました。
その姿を見た瞬間、涙がボロボロとこぼれてきました。
なんて尊いのだろう…
なんてありがたいことなのだろう…
そう感謝の想いが溢れてきました。
すると、恐怖も不安も全く無くなり、何一つ見逃したくないという強い気持ちになってきました。
トッド先生は素晴らしい解剖のスキルがあり、だからこそ可能な正確で繊細な解剖を、トッド先生の肩越しから美しい映像を通して見ることができました。
トッド先生のメスは、まるで絵筆のように優しく丁寧にお身体を滑り行くものでした。
時々、私達がいつもしているマッサージやトリートメントのようにも見えました。
感動でため息が出るような、素晴らしい作品を創り上げるアーティストのようでした。
人体は本当に美しく、本当に素晴らしいアート（芸術）だと思いました。
そして、お身体を提供してくださったドナーの方が、私たちに与えてくださったギフトを受け取らせていただけたことは、何ものにも代えがたい大きな収穫でした。
ドナーとは、『提供し、教育を与える人』だそうです。
トッド先生は、何度も
「美しい」 「完璧だ」 「○○○○（ドナー名）、ありがとう」
とおっしゃっていました。
私は毎回泣きながら始まり、泣きながら終えた5日間でした。
やはり、実際の解剖のクラスで学ぶこととは違うのだと思いますが、私には想像以上に奥深い意義のある素晴らしい学びとなりました。
実際の解剖クラスがいつ再開されるかはわかりませんが、私は次もオンラインがいいな（笑）
自分がメスを持って解剖をしたい訳ではないし、それはトッド先生の完璧なテクニックにお任せした方が絶対いい。
でも、人体の奥深さは、もっともっと学びたい！
身体のことを、もっともっと知りたい！
次回オンライン開催があったら、ぜひ参加したいと思います。
日本の夕方の時間にクラスを受講することができるように、5日間先生方やチームの皆さんは早朝からスタンバイしてくださったそうです。
沢山の方々の情熱とサポートのおかげで実現されたこのクラス
トッド先生、トム先生、通訳のKaoriさん、チームの皆さんに心から感謝いたします。
貴重な学びのチャンスを本当にありがとうございました！！
【緊急事態措置解除後、６月１日からのご案内】
６月１日（月）より、通常営業で再開させていただきます。
営業時間 ： １０：００～２１：００
サロン内は、コロナウイルス感染等に対するサロン内環境に努め、施術前後に必ず数種類アルコール消毒、マスク着用、空気清浄機、換気対策を徹底して行っております。
クライアント様におかれましてもマスク着用にてご来店くださいます様、ご協力お願い致します。
今後の状況の変化に合わせて、その都度検討し、また判断していきたいと思います。
皆様に安心してご利用いただけるよう、引き続き最善を尽くして取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほど、お願い申し上げます。
当サロンのイチ押しメニューは、ロミロミ&KYTのセットコース
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2020年１月から一部メニュー＆価格が変更となります
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KYT（Ken Yamamoto テクニック）
KYT HP
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