安っぽいアメリカB級映画に唐突に出てくる
裸を見せるためだけのカット・・は・・
ある意味、その奇妙な喪失感がたまらない。
作り物ともノンフィクションとも言い難い
微妙なライティングとカメラワークは
低予算による早撮りがもたらした効能だろうが
そこにむき出しのエロスが介在することで
単なる興奮ではなく妙な悲哀と冒涜感を生む。
これが同じ洋画でも欧州のじゃあ駄目なんだよな。
あっちは芸術って理屈が立つんで雑念が混じる。
アンダルシアの犬なんかその最たるものかも知れんが。
おそらく西欧のこの手の感覚はデラシネであり
ハイマートロス・・故郷喪失者的なカテゴリの
自己陶酔も含めた哀感の類なのかも、とも思う。
アメリカの其れのニュアンスはもっと虚無だ。
たぶん、アメリカに熟し切った歴史が無いから。
其の逆が在る意味日本なのかも知れんがな。
※ビーチの板戸の前で何故か全裸のハイスクール生徒
アメリカのB級ホラーやアクションにありがちな絵※