朝日楼 | のすたる爺の電脳お遊戯。

のすたる爺の電脳お遊戯。

北国の港町に生息する莫迦親父な生き物が
日々の手遊びを時に駄文で綴り
また戯れ絵で遊ぶ、泡沫の如き代物。

The House of the Rising Sunという曲がある。

ボブ・ディランやアニマルズの歌唱で知られるが
純粋なアメリカの古典フォークソング。

Rising Sun bluesとも呼ばれる
小羽打ち枯らした娼婦の嘆きと言うか述懐の詞だが
ある意味、日本語訳詞のほうが沁みる曲。



訳した浅川マキ凄いなあ、と改めて思うと同時に
此れを更にjazzyに歌いこなしたちあきなおみ。

本当に好いのよ此の曲・・=朝日楼(あさひろう)=

オケ購入して今回珍しくも微調声弄りまくって
CeVIOの銀咲大和、女声化した撫子さんに歌わせた。



で、のすじいなりに妄想して拵えた此のカバーの世界観。
その中の理想の自分というか己の死にざま・・厨二病だが(嗤)

こんな歌のように・・全てを放擲して流れ着いた・・
何処か壊れているが情の濃い娼婦のヒモと言うか、
何故か必ず一杯の安ウィスキーを奢られて
身の上話呟かれながらイエイツの詩など呟いてやると

投げやりな笑顔と何処か其処だけはあどけない瞳で
=せんせえは無駄に賢いから・・駄目なんだよぉ💛・・と。




商売っ気ほぼ皆無で肩を枕代わりにされつつ
気が付いたらすんなりあの世に逝ってて・・

・・せんせぇ・・最後まで=ばぁか=だよぉ・・と

笑いながら泣かれて無縁の共同墓地に名前もなく
そんな娼婦の手で埋められるような人生・・憧れるな、正直。



  死にゆく動物は
  恐怖も希望も持たぬ
  人間は死を前にして
  なお恐怖し希望する
  人間は幾たびも死に
  幾たびも生まれ変わるのだ

  名誉を知る偉大な男は
  たとえ殺されようとしても
  自分の息が絶えることを
  恐れたりはしない
  そのような男は知っているのだ
  人間が死を作り出したと
ウィリアム・バトラー・イェイツ