G502完全脱却まで10年以上かかったのに…
現在、ワタシのPCコントロール・デバイスは2023年からすべて「ROCCAT (現在は買収されTurtle Beach社)」製品に揃えた環境になっています
それまではずーっと業界独占とも言える Logicool (Gシリーズ) 製品を使い続けていましたが
ROCCATへ乗り換えることになった理由はただひとつ「G502マウスを超えるKone XP Airに出会ったから」であります
※モチロン、使用感や評価は完全に個人的な相性によるモノです
G502に関しては、特に最初からこだわりがあったワケではありませんでしたが
ボタン数や配置、サイズ感、操作感覚どれをとってもベストで使用を始めてから軽く10年以上は2年、3年毎に買い替えながら使い続けていたと思います…
なんなら買いに行ったり注文するのも面倒だったので、替え用の新品も常備してるようなサイクルで使い続けてました(^_^;
しかーし
前述のとおり、2023年ころにROCCATのKone XP Airを購入した際、ついに「それまでG502に抱いていたネガティブ要素をすべてクリアした製品を見つけてしまった」ということで
そこから一気にすべてのLogicool製品をROCCAT製品に買い直ししました
何も全部替えちゃう必要はなかったかも知れませんが
やはりゲーミングデバイスは各社専用のユーティリティソフトでカスタムや調整をしますから、結論としては一式揃えていたほうがソフトウェアの面からみても快適
なお、個人的に Kone XP Air が自分的ベストという評価のポイントにしたのは…
・2.4GHz、Bluetooth、有線の3タイプの接続方式が搭載されている
・充電用のドックがある
・ボタン数がG502よりも多いが配置が似ているので乗り換えやすかった
・G502と同じくマウスホイールのチルトが搭載されている
・G502と同じようなサイズ感でいて軽量
・ラバー製のグリップが付いていないので清掃がすごく楽かつ清潔に保てる
※個人的にG502の買い替え理由がこのラバーの摩耗だったのと、ホイールが金属なので金属アレルギーの自分はたまに指先が荒れることがあったのも辛かったんです…(なんならLogicoolにメールでホイールにラバー加工してほしいという旨の要望をしたこともあったレベル)
唯一にして最大の欠点「スクロールがぶっ壊れる」問題
ということで
現在はすべてのROCCATデバイスを同社のフラッグシップモデルの製品で揃えており、どれもめちゃくちゃ気に入っているのですが…
その全てのキッカケとなった個人的神マウスの ROCCAT Kone XP Air には、唯一にして最大の欠点が存在していたのでありますorz
それも、全ゲーミングマウスにおいてマジでシャレにならんレベルに最悪の欠点
「マウスホイールがハナシにならんほどバグる超粗悪品である」
という笑えないウィークポイントであります
コレはね、ホント残念ながらどのレビューを見ても同製品の使用者が購入後ほぼ100%抱えることになっている問題だと思います
本当に…未だかつて無いほどにホイール操作がバグり散らかします笑
何度下にスクロールしても上にスクロールされますし、逆に上スクロールしても下がったり上がったりを繰り返し、画面はいつもガクガク…
「絶対にスクロールさせないクソマウス」というレベルです
いわゆるチャタリングという現象の最上位レベルを体験できるのがこの製品
これ、一切大げさに盛ってなくて、ガチです(^_^;
最初は清掃ちゃんとしてないんでしょみんな…と想っていたのですが、自身のデバイスも数ヶ月〜1年未満くらいの使用で同じ状態が始まり
現在ではスクロールができないので基本的にすべてのUIでスクロールバーをドラッグして画面のスクロールをやっているような始末です
また恐らく、レビューを見ているとROCCATもとい買収後の同製品Turtle Beach Kone XP Airの愛用者のほぼすべての人もやはり同じ現象に悩まされているようなので
もうコレは完全に確信犯
そもそも何が原因なのか?改善可能か?
逆に言うと、このマウスはマジで養護しようがないほどに致命的な弱点さえクリアになれば、全マウス中随一の神デバイスだと個人的には評価しています
そもそも、なぜこのようなことになってしまうのか…?
改善が可能なのであれば絶対に治したいですよね
つーことで色々と調査してみたところ
原因は十中八九「マウスホイール・エンコーダー」というマウスのスクロール操作を担っている最重要パーツがクソだから←コレです
つまるところ
エンコーダーをいいヤツに交換すると全マウス中最強になるマウス
とも言えます
さあ諸君、オペ (はんだ付け) の準備をするんだ…
コレね…ロキブロ史上初じゃないかな(^_^;
はい、正直面倒くさいし、ぶっ壊れてもイヤなんですけれども
どうしてもこのマウスを諦められないので…
もうマウスを分解して問題の「マウスホイール・エンコーダー」という部品を換装します
ということです、ハイ
同じ悩みを持つ同志諸君はぜひとも一緒に仕組みを学びながら挑戦してみようではないか
マウスホイール・エンコーダーがクソだからチャタリングする
まずエンコーダーという部品ですが
コレは簡単に言うとホイール軸が差し込まれ、あのカクカク…カクカクというスクロール独特の感覚を指先に返している、スクロール操作の全てを担っているパーツ
↑コイツがその正体になります
んで、ROCCAT Kone XP Air に採用されているメーカー純正品はTTC社製のエンコーダーが使われていることが海外の分解テック系メディアによって明らかにされておりまして
コレが経年劣化により接点不良を起こし、件の逆入力や取りこぼしを発生させているというカラクリなんです
どうも、このマウスの純正エンコーダーは↑の画像と同じようなモデルが搭載されてて
このスクロール操作を受ける回転式の部品(青い軸パーツ)が露出し、密封されていないためホコリなどの異物も入りやすく、プラのギザギザが摩耗し操作感なども次第に薄れていってしまうなどの問題が出てきてしまうというワケです
なので、結論としてはこのスクロール操作の心臓部であるマウスホイール・エンコーダーをもっといいヤツに交換します
交換に使えるエンコーダを色々調べ回った結果…
↑コチラのアリエクで販売されている Kailh製の防塵タイプ(5mm)に交換していきます
※重要:ROCCAT Kone XP Airのエンコーダーのサイズは「5mm」ですので、購入される方はサイズを間違えないように注意してくださいね!
このカイル製のエンコーダーにサクッと交換することで耐久性と操作性を向上させ、最高の逸品に生まれ変わらせているメカ好きさん界隈がけっこう存在していることも確認しました
だいぶニッチですが
なんならカイル製エンコーダーに換装したバージョンの同製品をわざわざメルカリに出品して稼いでる販売者もいるみたいです(^_^;
逆にそれほどまでにこのマウスの純正エンコーダーがクソであり、カイル製に換装した同製品が神デバイスなのであるというひとつの証明だと思います←DISとAGEが混在するレアケース
お察しのとおり、ここから先は分解&はんだ付け作業が始まります
では、ここからいよいよ本題に入っていきます
すでに普段から機械をイジイジしていたり、はんだ付けもお手の物だ!というお友達にはイージーなミッションになると思いますが
「はんだ付けなんてしたことねーよ!」というお友達もご自身の愛機を最強のマウスに生まれ変わらせるためだと思ってぜひチャレンジしてもらいたい
モチロン、責任は取れないのだが…そこまで初心者泣かせの工程は踏まないハズなので、一緒に根性で乗りきっていきましょう
こっから一気に手順を載せていきますので、挑戦する方々はぜひご参考にされてみてくだされ
また、修理作業にあたって精密作業の工具もベストなモノを揃えておきたいというビギナー寄りな方は、以前投稿している工具関連の記事もぜひご参考にされてみてください
※ロキブロ記事の中でも販売アクセス&実績数の高い製品をご紹介しているので必ず役立つと思います
本体の分解作業について
では、まず一番最初にやることはマウス本体のネジを外して開ける作業になります
以下の写真を参考にネジの場所を把握してくださいね!
Kone XP Air は↑の4点のネジを外すだけで開けることができます
ソールは基本的に再利用するので全部剥がすかネジの部分だけ剥がす感じがイイと思います
ちなみに、自分の場合はネジが露出するくらいまでしか剥がしませんでした
なお、同製品はマニアックすぎるのかサードパーティ製の交換用のソール、ガラスソールの販売がAmazonなどの主要ECサイトでは入手できないので、剥がす際には慎重に!
もし交換用を用意したい場合、以下に唯一見つけた交換用ソールを販売しているサイトを見つけたので、発注する場合はあらかじめ用意しておくとよいでしょう↓
ソールを剥がす際にオススメなのはカッター刃やデザインカッターなどの薄くて本体とソールのり面の隙間に刃が入るようなツールを差し込んでゆっくり剥がすやり方
カッターを使う場合は変な角度で刃を挿れてソールを切ってしまわないように注意
ヒートガンを持っている方は少しのりを柔らかくしてからやってもいいと思います
ネジを外したら↑のコネクタ部分に注意しながら、本体右側を持ち上げて左側に開けるイメージでやるとカンタンかつ安全に分解できます
完全に開いたら赤丸部分のコネクタを外してくださいね!
ここからが本番です
ひとまず本体の上部・下部を解体することができたら、ホイールのユニット部分を完全に取り外します
自分の場合は海外のテック系分解記事を参考にしていたのですが、どうしてもワカランという方は…
YouTubeで「マウスホイール修理 Roccat Kone XP Air」などの文言で検索すれば分解していく様子の動画を見つけることができると思いますので、記事と一緒に参考にしてみてください
↑取り外したユニット部分はこんな感じになっています
そして、コチラが本件における全ての原因であるTTC製のマウスホイール・エンコーダです
※左がカイル製(交換用カスタム部品・新品)・右が元々付いていた純正品
写真左のカイル製、新しく用意したエンコーダ見比べてみると…
純正のTTC製エンコーダは防塵処理(黒いカバーみたいの)がされておらず、可動部がまるごと露出してしまっていることが解りますね!
こういったポイントも経年劣化等の不具合を誘発させる大きな原因になっている可能性が高いみたいです
※カイル製のエンコーダからスカート部分をカット
では作業の続き、まず最初に新品のエンコーダから両サイドについているスカートのような金属爪をニッパーなどを使ってカットします(ここがあると最終的に組み立てできない)
そもそも非常に小さくて薄いパーツなので、最悪はさみなんかでも簡単に切断できると思います
両者を並べるとこんな感じになります
ここからの作業はシンプルです
はんだ付けで元々付いていた赤丸のコネクタ・ケーブルを新品のカイル製エンコーダに移植していきます
コネクタ・ケーブルの色を間違えないように注意してくださいね!
普段あまりハンダ付け作業まではやらないですが…一応ワタシでも簡単に作業自体はできたのでここさえ乗り切ればあとは簡単です
移植が完了したら分解した各パーツを元通りに組み立てていきましょう
↑カイル製のエンコーダに移植されていることがわかりますね!
一応、移植ができたら簡易的に組み立ててスイッチON→実際にホイールの動作が正常に回復しているかを確認するのをオススメします
超快適になり「神マウス(完全体)」として復活
ということで、ROCCAT Kone XP Air のチャタリング問題
これにて完全に解決となりました…orz
いやはや、なんというかめちゃくちゃ快適になってマジで気分爽快
同じく同マウスのチャタリング問題でストレスを抱えている方は、自己責任にはなりますが…ぜひエンコーダ交換を試してみていただきたいです
アリエクでの部品注文だったり、分解やハンダ付けなどと聞くと諦めてしまう方も少なくないかとは思いますが、実際にはさほど難易度が高すぎるみたいなハナシではないので
新品に買い替えると1.5万以上~くらいかかってしまう事案ですから、大きく価格を抑えられ
たった500円程度なら…という感覚があるならばチャレンジする価値があると思います
以上、ROCCAT Kone XP Air のホイール問題を完全に解決する方法についてでしたm(_ _)m
















