今回は予定通りロキブロ新母艦PCへのストレージ(M.2)追加と16GB→32GBへのメモリ換装が完遂したハナシになります。
※開けたついでに前PCから6TB HDDのお引越し作業も完了。
最初にDDR5メモリの換装について。
※チップセットもASUSなのでAURA SYNCにも対応したモデルをチョイス
新メインPCに採用したDDR5メモリは人気シリーズのコチラ。
※一応箱両面共有してくよ
※自作でよく見るけど、やっぱコレかっけえね…笑
最近は白PCも人気みたいで、この子は白バージョンも販売されているのですが、ワタシは絶対に黒でいくのです。
いかつめなヒートシンクと特殊形状なRGBがカッコいい子。
※T-FORCEロゴがさり気なく入ってるのがこのシリーズのカッコよすポイント
※あ、イイわ、めっちゃイイ
からのスイッチON…ハイ、既視感すごいんですけど、やっぱ生のマイPCに搭載されて眼の前でギラギラされるとさすがにテンション上がりますよね(^_^; 笑
LEVEL∞ RGB build にもめっちゃ合います。
が、こちらの製品は注意点がひとつあるなと感じました。
↑の写真のようにカラフルなRGBモードでしたらさほど気にならないのですが…。
透明感のある単一のライトカラーでPCの電飾を演出したい方、している方はちょっと気になるかも?と思います。
ご覧のとおり、こちらの製品はLED部に白いカバーがかかっているので発色が鈍く発行して若干のくすみを感じます。(そのまま白カバー越しに発光している感じになります)
※エラーなどもなく正常に認識してくれた
さっそく動作確認 → 特にエラーもなくしっかり認識してくれましたので、新PCも無事に先代と同じ32GB構成の余裕をもたせたRAM環境にすることができました。
DDR5は扱いに気をつけないと一発で逝っちゃいます。
かなりデリケートだと聞いていたので、実は換装作業をする前の晩から電源を落としたうえ、コンセントも抜いておきました。
PC購入術でビギナーの方向けに少しだけお話させていただきましたが、もしBTOでPCを購入される方はBTOの購入時構成変更でメモリサイズを盛るのではなく。
ご自身で別途好みの製品をチョイスした方が品質や性能も高いうえにBTOよりも割安で盛れますので、ぜひひとつの参考にしてみてください。
※後述していくストレージ増設についても同じです。
GEN4の爆速M.2をゲーム用追加ストレージにチョイス。キミにきめた。
ひとまずゲーム用の追加ストレージとして2TBかつ新世代に対応したM.2を増設しました。
※ていうかM.2 (SSD) 安くなりすぎでは…?
MONSTER STORAGEって中華の怪しいSSDだと思われがちなのですが、あながち間違ってはいません笑
実はこのMONSTER STORAGEを含むいくつかの中華製SSDは、ここ最近SSD界隈(だいぶマニアックだけど…)の中でもっぱら話題になっています。
通称「YMTC 232層」と言われているものに該当します。
ここだけ少しマニアックなハナシになるので興味がある方はどうぞ↓(知ってると得ではあります)
基本的にSSDの性能は接続規格(NVMeとかSATAとか、GEN3とかGEN4とか、そういうヤツです)と、実際に基盤上に搭載されたそれぞれの部品性能によって製品自体の性能が決まってくるというシンプルな世界です。
特に重要とされているのは「DRAMキャッシュ」「コントローラー」「NANDチップ」になります。
超簡単に解説しますと、DRAMキャッシュはそのままですね。
DRAMの超高速なリードライトの特性を利用して、一時的にデータを保管して読み書きの速度を補完できるようにしている装置になるので、正直あってもなくてもSSDとしては動作可能。
ですから、コスパ重視の非搭載安価タイプの製品も製造され、一般市場に販売してたりします。
次に、NANDチップは実際にデータを保存するストレージ部になります。
なので別名NANDフラッシュメモリーなんて呼ばれ方もします。
ここは非常にシンプルな役割で、こいつの容量が大きくなればSSD自体の容量がUPしますし、こいつの性能が高ければリードライトの速度も早くなります。
M.2基盤を見たときに一番大きな黒いチップがいくつか並んでいるのが見えると思いますが、それがこの子ですね。
2TBとかだと単純に1TBのNANDチップが2つ載ってたりしますし、4TBなら4つ載ってたりするので視覚的にもわかりやすいのが特徴。
最後にその名の通りM.2動作を制御するコントローラー部。
いわばCPUのような働きをしているので、M.2で懸念されがちな発熱の主な原因がコイツですが、この性能が飛躍的にUPしていっているおかげで昨今のM.2 SSDの性能がUPしているとも言われています。
これらパーツの中で最重要パーツとなってくるのが「NANDチップ」の性能になってくるのですが、昨今のNANDチップはすごーく大雑把な解説をしてしまうと保存領域をビルのように縦型の階層を形成して設計されています。
要は、すごーく大きな野球場みたいな場所にファイルを並べて置いていく2次元的な考え方ではなく、高速なエレベーターが備えられた高層ビルみたいな感じで縦方向に一定スペースの格納庫を積み上げてるみたいな。
元東芝キオクシアのEXCERIA G2は「96層」だったり、他WDとかSeagate製品とかだと112層になります。
つまるところ、各社この3次元フラッシュメモリの積層数を積み上げていくというミクロな世界で戦っているわけですね。
なのですごく高い技術力が要求されるジャンルで、現状でこのNANDチップを製造できる企業も世界でもわずか…というかたったの5社です。
キオクシア、ウエスタンデジタル、SK Hynix、サムスン、Micron
キオクシアは元東芝メモリ、ウエスタンデジタルはSanDisk買収、SK HynixはIntelのソリダイム買収、サムスンは言わずもがなですね。
そしてMicronも聞いたことがないって方もいると思いますが、Crucialです。みなさん聞いたことありますよね。
と、どれも名だたるテック企業なんです。
ただ、世界市場でもコレはそもそも論外だよねと言われ続けてるところがあるじゃないですか…(^_^;
そう。
「中華」の聞いたこともないような企業。
今回一部のマニアックなガジェヲタたちに共有したいのがこの名だたるNANDチップ製造を可能とする企業郡でひっそりと戦いを挑んでいる「YMTC」という中華企業製品。
そう、MONSTER STORAGE のチップはここに該当してきます。
ここまで聞くと「おいおい大丈夫なのか…?」って思うじゃないですか笑
大丈夫かどうかは私もけっこう心配しているところではあるのですが、このYMTC社…2022年にぶっちぎり&脅威の「232層」というNANDチップの製造に成功しています。
ということで、実はあのAppleさんもこのチップに注目して自社の製品に組み込むことが予定されていたくらいなんですよ(^_^;
ただ、ここ最近アメリカが中華市場の締め出しを本格的にやりはじめたことでこの計画も影響を受けて頓挫しちゃったという背景があるんです。
大手Appleとの契約が進んでいけばYMTCも安泰の道を進むはずだったのですが、そうではなくなってしまったため…このYMTC社がひっさげる世界最高峰、最先端技術の結晶232層NANDチップがアメリカほど規制が厳しくない「日本」にもどんどん流れ込んで来ている(テキトーなブランド名称が付けられて大量にばら撒かれている)というワケです。
ちなみに、世界中のマニアたちがこのYMTC232層のSSDを細かく性能分析をした結果。
「現状の一般市場向けSSDの中でぶっちぎりに優秀な性能」ということが判明しています。
反面、上記のような事情を抱えた製品であるため、他社ではエントリークラスとなるようなモデルと同様の価格なのにSSD界では最強の性能を有しているというよくワカラン位置付けになっているというワケ。
みなさんもM.2見てて性能めちゃくちゃ高いのに何故かサムスンやキオクシアのエントリーモデルと同等の価格…でもよくワカラン、聞いたこと無いメーカー、ブランド…うーん、やめとこうってなってるんじゃないでしょうか(^_^;
ハイ、まさにコレらが232層の世界最強NANDチップを搭載した件のM.2 SSDの製品群になります。
スピードの方もおおむね製品表示性能がしっかり出ていることを確認できます。
まさにぶっ壊れ性能です。
※概ね表示性能出ました(一応2回くらいテスト)
ただ、問題点は上記で解説させていただいたYMTC製の232層が搭載されているかどうかがそこそこにガチャになって販売されているという部分…笑
そこが中華のナゾクオリティなんですよ(^_^;
当たり個体とハズレ個体があったりもするので、換装したら一応ベンチマークはやっておいた方がイイです。
ちなみに、Cドライブ(OS起動)側にはソリダイム製のGEN4 M.2が搭載されているので簡単に比較しておきます。
※ソリダイムはIntelのSSD部門を継承した新会社
SSDタイプは PCIe Gen 4.0 x4 NVMe Type2280
シーケンシャルリードが 4125 MB/s で シーケンシャルライトが 2950 MB/s という性能になります。
とはいえ、こうして数値化して見るとMS950の爆速具合が解りますが、恐らくGEN3以降のM.2が叩き出すスピードって、人間が体感できるようなシーンはあまりないかもですので、安定性や耐久性、いわゆる信頼性を取っておいた方が良いという方は迷わずそちらをチョイスすべきかもですね(^_^;
※GEN4 M.2の中でも速度高めの7400MB/sをチョイスしました
ということで。
ハナシは戻りますが、もしこれからBTO製のゲーミングPCを購入される方は、メモリ同様ストレージの方もご自身でより性能が高くて割安なものをセルフ増設していくコースをオススメしますゾ。
ゲーム用のストレージなので2TBにしましたが、チップセット側にはまだあと2箇所M.2ストレージを突っ込めるので、動画保存用だったりクリエイティブの素材倉庫用などにも使える大容量を追加していくのも良さそうです。
一応、ストレージに関しては先代で自由に余裕を持って素材を好き放題突っ込めるストレージとして使っていた6TBのHDDを一緒に新PCへ載せておきました。
合計で1TB、2BT、6TBという構成になっておりますので、うーん…、しばらくはこのPCでストレージ困ることが無さそうです笑
と、ちょっとココから小話。
ハナシ変わっちゃうんですけれども。
ロキブロではブログに掲載する製品レビュー写真などをなるべく一眼で撮影した高品質なモノを使うようにしてて、SDカードとかそのまま挿せるし、なんなら撮影データをFinal Cutとかでそのまま画像編集に持ってったり、ブログへのアップロードなんかもワンオペでしたかったので約2週間ぶりくらいにMacで本記事書いてます。
そして今まさにひしひしと感じているこの感覚を共有したい。
Macもやっぱイイですわ笑
新しいメインPCは 13世代 Core i7 に RTX4070Ti というハイエンド構成で組んでいるので、現状めちゃくちゃ快適、テンションも上がって新作ゲームとかもプレイしまくってたんですが。
ひとつだけめっちゃ気になってた点があったんですよ。
しかもコレね、確実にMacを使いだした弊害なんですよ。
何かって言うと…アレだよね。
「ファンの音」です笑
新PCは静音性もめっちゃくちゃ高い構成にしては居るんですけど、M1 MacBook Pro14 はAirシリーズと違ってスペック上はファンレスではないものの。
おそらく購入後、使いだしてからたぶん1回くらいしかファン回ってるの聞いたことなくてですね。
つまりは基本ガチのゼロデシベル環境で作業とかできてるんですよね。
その状態でずっと過ごしてたからか、久しぶりに本気ゲーミングPCによる本気PCゲームやってたらまあ気になる気になる…笑
正直、現状のゲームではマシンパワーもそこまで食わないので、ファンスピードもさほど上昇してこないですし、デシベル数で言ったらかなり静かなハズなんですけど。
なんかね…「ファンうるせえ…www」って感覚になってくるんですよ(^_^;
そして、テキストね。
Windowsのテキストはホントにダメだよね。
PCがよくたってフォントの質はどうしようもない。
昔はMacTypeとか導入してたけど、アレも結構抱えてましたよね。
Win11はああいうの使えるのかな??
ちょっと後で調べてみようかな…。
そしてこの…トラックパッドの快適さ、スクロールや画面の吸い付く感覚。
なんてラグジュアリーなんだ…笑 ← もはや重度のApple信者
ということで、なぜか最後はApple信者になってしまいましたが、今後もゲーミングPC関連の情報や進捗状況をブログを通じてお伝えしていこうと思いますので、遊びを本気でやれるお友達のみんなは一緒にワクワクを感じていっていただけましたら嬉しく思います。
次回記事の予定は昨今ゲーマーたちからの評価が集中しているゲームパッド「BIG BIG WON Rainbow2 Pro」の製品レビューをしていきたいと思います。
Amazonでは一ヶ月で1000個の販売実績が記録されているバズり方をしています。
単純計算で一ヶ月で1000万ゲームパッドで稼いじゃったってことですよね…(^_^;
コチラの製品、すでに発注してもう手元にありまして。
Cyberpunk2077やGTA、ウォッチドッグスレギオンなど様々なゲームでお試ししているところなので、次回のご報告をお楽しみに!!
おしまい