■プロファイルが溢れかえる件
今回は、とってもマニアな読者さんから「ロキさんLogicool使いでしょ?プロファイル数が足りなくなりませんか?あとファイル指定できないゲームとかどうしてます!?」というワタシの大好物なメールをブログにいただきましたので、回答と代えさせていただくべく。
そちらをテーマに記事を書いていこうと思います(*‘ω‘ *)
※ネタをいただいてありがとうございました(笑)
さて、RazerやSteelSeriesなどの世界的な大御所メーカーのゲーミング・デバイスに加え、Logicool(Logitech)のゲーミングシリーズとして発足した「Gシリーズ」も。
今や高い精度と機能を武器に世界中のプロ・ゲーマーを含めたPCゲーマーたちに支持されているゲーミング界のアイドル製品シリーズのひとつに数えられる存在であることは違いありません。
※日本だとDetonatioN(e-sports)のダステル氏が有名だよね!!
そこそこの長期間、Gシリーズにお世話になってきたワタシといたしましても、メールをいただいた方を同じく、当初は設定可能なプロファイル数の少なさに対して、同シリーズの"弱点のひとつ"といえるであろうマイナスポイントだと感じておりました(^_^;)
実際はどうなのでしょうか…??
ということで、最初はプロファイルのアレコレをロキブロなりに語っていこうと思います。
※Logicoolゲームソフトウェア(枠部分がプロファイル)
一応、PC(ソフト)に設定保存できるのは6個のゲーム(プログラム)までのようです。
Logicoolのゲーミングデバイスの武器というか、本当に便利なところは、このソフトひとつで接続しているGシリーズ製品を一括してカンタンに設定することが可能なトコロです。
例えば↑の画面ではマイクラでG13にどのようなキーを割り当てているかを編集する時の様子ですよね。
PCに接続された該当製品は自動的にこのソフトで管理できるよう追加され、下部の製品画像部分で対象を切り替えることで…。
切り替えが可能。
↑を例にとりますと、ワタシが使用しているマウス(G502)の設定も同一ソフト内で編集することができます。
このように、それぞれが複雑な機構を備えたゲーミング・デバイス郡ではあるものの、同一ソフトによって非常にシンプルで分かりやすいUIとフル・サポートされた強力な互換性、システムが用意されているワケです。
これぞGシリーズの人気の秘訣といっても過言ではないよくできたシステムであります。
しかし、逆に言えば、これらGシリーズの使用感に慣れてしまうと。
※Razer DeathAdder 2015 Chroma
「RazerのDeath Adder(マウス)」とか「SteelSeriesのRival」みたいな、鉄板とも言えるPCゲーマー御用達のゲーミング・デバイス郡に興味はあっても、なかなかGシリーズを離れられないという呪縛(ジレンマ)に陥ってしまいます(笑)
※ある意味、SONY製品とかApple製品に縛られちゃう感じに似ているかもしれませんね(^_^;)
さて、さっそくハナシが逸れてきたので本題へ…。
Logicoolゲームソフトウェアのプロファイル数は基本PC(ソフト)に保存できる「6個の中でやりくりする…」といった具合に見えますが。
実は好きなだけ作っても大丈夫な機能をちゃんと搭載してくれていますので、安心してください。
あくまでも見えている6個のプロファイル・スロットは、その時点で主要として備えられている枠でしかありません。
そもそも、PCゲーマーに限らず、スマホでもPSでもXboxでも。
ゲームってのは本当にたくさんのタイトルがあります。
そう考えると"たった6本のゲームだけで遊んでいる方"ってのは確実に少ないと思いますし、Logicoolゲームソフトウェアもナメてんのか。
ってハナシになってきます。
※動画編集とか音楽制作とか様々
それこそ、これらは主にPC用のゲーミングデバイスですから。
クリエイターの方々なんかはPCで音楽や動画の編集、CADソフトなどにもこうしたデバイスを使っていると思います。
うん…。
やっぱり6個ってのはさすがに頼りない数字になってきてしまいますよね(;´Д`)??
■プロファイル拡張と∞増殖管理術
そんなワケで、同ソフトのプロファイルに関して、一番シンプルで比較的やりくりしやすくなるであろう管理方法を2つほどご紹介いたします。
例※G13のオンボードメモリ
まずは一つ目。
Gシリーズの各デバイスの中にはオンボードメモリを搭載したハイテク・モデルが多数存在しており、コレを使うと自分で作成したプロファイルそのものをPC内だけでなくデバイス側にも転送して格納しておくことが可能です。
↑の図ではG13に黒い砂漠のプロファイルを転送しているトコロ。
意味がワカランと、意外と使っていない方も多いと思いますので、シンプルに解説してみます。
※デバイスのメモリに保存
この機能(転送・保存)を利用することで、単純に同時に管理できるプロファイルの上限数を増やすことができます。
↑の状態を例にしますと、下側にも5つのスロットが表示されてますので、G13が最大5つのプロファイルを保管することができるオンボードメモリを搭載していることがわかります。
つまり、このメモリ数を足してやれば全部で11個のプロファイルを同時にやりくりすることが可能になるワケですね(*‘ω‘ *)
図をご覧のとおり、このスロットを使ってPC側のソフトとデータを転送してやりとりすることも可能になるワケです。
※増えてる!!
もう長いことGシリーズと付き合ってきたワタシといたしましても、このデバイス側のメモリ(スロット)を有効活用した方が絶対的に楽だと感じております(^_^;)
そんなワケで、お手持ちのGシリーズにオンボードメモリが搭載されている場合は、次にご紹介する方法よりも先に、こちらの管理術を優先的に利用することをオススメいたします。
※G502はオンボードメモリで最大3つまで登録可能なのですが、完全に切り替え式なのでソフト側のプロファイル数の上限を増やすことはできません。
※インポート / エクスポート機能もあります
次にご紹介するのはちょっとだけ手間がかかる方法です。
とはいえ、この使い方をすれば実質「好きなだけ」プロファイルを作り、保管することができます。
いよいよ「足りねえよ!!」ってなってきたら、設定ファイル自体をエクスポートしてファイルとして管理すれば、それこそ上限なくプロファイルを持つことが可能になります。
※設定ファイル管理例
あくまでも例ですが、ワタシの場合はOneDrive(クラウド・ストレージ)に設定ファイル管理専用のフォルダーを作って、プロファイルを出し入れし。やりくりしています。
例えば、「最近、○○○○すっかりプレイしてねえな…」みたいな時って、PCゲーマーさんなら絶対にあると思います。
そんな時に限って、新しいゲームに夢中になったりしてて、「あ、もう空きのプロファイルないじゃん…しょうがない、○○○○のプロファイル消してこっちのプロファイル作ろ…。」ってなりがちです。
そうなってきた時こそインポート/エクスポート機能を使いましょう。
※エクスポート例
「このゲームはしばらくやらないかな…。」みたいなプロファイルの始末に困ったら、またいつかプレイするかもしれないので、どうせなら保管しておきましょう。
頑張って作ったプロファイルを削除する必要はありません。
対象のアイコンを右クリックすると、↑のようなメニューが表示されるので、そこで「エクスポート」を選択すれば、好きな保存場所に設定ファイルを保管しておくことができます。
※インポート例
逆に、「久々にコレやりたいけどプロファイル入れてない…。」って時こそ、先のように保管しておいた設定ファイルの出番です。
以前、頑張って自分で作った設定ファイルをインポートしましょう。
つまり、この使い方をしていれば…。
プロファイルを∞に保管し、ワタシのようにクラウドに保存しておけばいつでもどこでもやりくりすることができるようになります(*‘ω‘ *)
※OneDriveやDropBoxに保存しておけば便利だ。
■対象のファイルがワカラン!!て時の対処法
こちらはちょっと難易度が高めのハナシになります。
今回いただいたメールで触れられておりました「対象ファイルを指定できない(場所が分からないなど)からゲーミングデバイスがそのゲームで使えない…」といった場合についての対処法です。
まずはファイル場所について。
通常はファイルのプロパティやファイル検索からも知ることができますが、Logicoolゲームソフトウェアのプロファイル設定では、実際にゲームを動作させているプログラムを指定する必要があります。
PCゲームの多くが「クライアント(ランチャー)ソフト」から起動させることが多いため、指定する実行ファイルそのものを間違って登録してしまい、動作しない…というケースが相当数考えられます。
そのため、ロキブロでは確実性を期すために以下のような手順で調べてみることをオススメします。
※プロファイルを使用するアプリケーションを指定(設定)
Logicoolゲームソフトウェアでは、新規のプロファイルを作成する際、対象となるファイルやアプリケーションを指定してあげる必要があるのですが。
一応、オートで検出するモードも搭載してはいますが。
これらを"手動でおこなう必要がある"場合にフォーカスして書きます。
ファイルの場所がどこか分からなかったり、そもそもどのファイルを指定してあげればいいのかがワカラン…。
という方も多いようです。
実際、ロキブロのメンバーでもオスカ君やサモさんが同じLogicoolゲームソフトウェア&Gシリーズのデバイスを利用しており、よくこのパターンに陥っているメンバー(特にオスカ氏)にVCでアドバイスしたりすることが多々ありました。
この場合、実行中のファイル(ゲーム)の場所さえ判明すれば解決できる可能性が非常に高いので…。
※コレは動画で見たほうが早いな…(^_^;)
↑のような手順で即座にゲーム(対象のソフト)のファイル場所を調べることができます。
※お手本としてマイクラのファイル場所を調べる動画にしてます。
一応、手順を書いておくと…。
1.ファイル場所を調べたいゲーム(ソフト)を起動する。
2.タスクマネージャーを起動する。
※「Ctrl + Alt + Delete」→「タスクマネージャー」もしくはタスクバー右クリックから。
3.タスクマネージャー内で対象のゲームプログラムを右クリック。
4.「ファイルの場所を開く」をクリック。
5.開いたウィンドウ内で"選択状態になっているファイル"がそのゲーム(ソフト)です。
コレでだいたい対象ソフトの場所が判明しますので、コレを覚えておくと他にもイロイロと応用できると思います(*‘ω‘ *)
■Windowsアプリなどに使いたい場合
最後にどうしてもファイルが分からない&指定しても反応しないケースの攻略編。
この先はワタシと同じような環境がある方を前提として書きますm(_ _)m
※G13のアプレット「Gシリーズのプロファイルセレクタ」機能を使用します。
※同様のアプレット機能を搭載しているGシリーズデバイスがあれば可能です。
ファイル場所の調べ方は分かったけど、どうしても対象のアプリケーションが分からない。
または、対象のアプリケーションを指定してもデバイス側が反応してくれない…。
という場合、PC初心者の方は素直に諦めた方がイイかも知れません(;´Д`)
例えば。
※Windowsアプリ「モダンコンバット5」
Windowsアプリなどを起動した場合、通常はアクセスできない場所にファイルが置かれていたりして、PCの中級者程度の知識と経験がないとパニックになってしまうような操作手順が求められたりします。
※通常アクセスできないWndowsAppの奥深くに配置されている
ちなみに、モダコン5の動作アプリケーションを普通に指定しても、Logicoolゲームソフトウェアで設定したキーマッピングで動作してくれませんでした(;´Д`)
そんな時はどうするのか…。
※とりあえずそれらしいのを指定しておく(テキトーでおk)
↑のファイルを指定してもモダコン5にG13やG502で配置設定したキーマッピングを使うことはできませんでした。
が、とりあえずなんでもいいのでファイルを一個指定しておけばプロファイル自体は作成できますので、テキトーなファイルを指定してキー配置を作ってください。(どうせなにも動かないので…)
つまり、この時点では何のアプリにも反応しない空気同然のプロファイルを形だけ作ってしまうワケです。
そして。
※Gシリーズのプロファイル セレクタ
ここからが裏ワザです。
まずはアプレットからプロファイルセレクタを有効化します。
※モダコン5のプロファイル
次に、モダコン5を起動した場合に限り、直接G13からプロファイルセレクタを開き、さきほど作成したモダコン5用のプロファイルを選択してアクティブ化させます。
すると。
モダコン5のように通常の挙動で反応させられなかったアプリでも、自分が設定したキーマッピング(プロファイル)を強制的にアクティブ化(ロック)させ、無事Gシリーズを使用してプレイすることが可能になるワケですね(*‘ω‘ *)
やってること自体はそこそこシンプルなのですが、さすがに一手間かかるということで中級者以上向けのテクニックとしてご紹介させていただきました。
今回メールをいただいた方も含め、同様の仕様でお困りの方がおりましたら、ぜひ試してみてください。
ということで、マニアックな内容となりましたが。
Logicoolゲームソフトウェアに関するチョイ技のご紹介でした。
おしまい