【経済考察】6/18 パウエル議長の誤算 | 自律神経失調症理系院卒サラリーマンの逆襲

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自律神経失調症を患った筆者が社会人としての完全復活を誓い、リハビリの一環として立ち上げたブログです

朝活14日目。

 

 

 

6月のFOMCでは、ついにパウエル議長自らが、景気後退(リセッション)入りの可能性すらあると認めました。

ずっと相場を観察してきたFOMCがなぜ、とんでもない物価高になるまで利上げに踏み切れなかったのか考察していきたいと思います。

 

①新型コロナウイルスの収束の遅さ

今回の金融緩和の発端となったのは、2019年末からの新型コロナウイルスの蔓延です。世界各国でロックダウンや外出禁止といった措置がとられる異常事態でした。当然、外に出なければできない仕事もたくさんあり、業種によっては完全に経済が止まっておりました。当たり前ですが世界的に株価は大暴落です。

そのまま株価暴落を見過ごせば、悪化の一途を辿るのは目に見えていました。そこで米中央銀行が2020年3月に出した政策が量的緩和政策です。国債などの金融資産を中央銀行が買い入れてお金を市場に流すいわゆるドーピングですね。過去に何度か行われてきていたため、やること自体は問題ない、むしろやるしかない状況だったと思います。

しかし、本当に恐ろしかったのはその後。新型コロナウイルスの感染力はとても強く、中々収束が見えませんでした。結局、はっきりとしたコロナの収束というのは分からないまま、2年後の今を迎えているのが現状だと思います。

しかし、経済としてはいつまでもドーピングを続けるわけにはいかないですよね。ようやく、パウエル議長がテーパリングを開始したのは2021年11月でした。テーパリングとは、それまで続けてきていた量的緩和による買い入れ額を徐々に減らしていくことです。(出口戦略とも言う)

テーパリング終了は2022年3月のことでした。

よって、丸2年間 アメリカでは量的緩和政策により、市場にお金をジャブジャブ流していたわけですね。途中途中でも様々な経済評論家からインフレリスクによる指摘はありましたが、新型コロナウイルスが数回もの波となって、一気に拡大→しばらくして落ち着く、というのを繰り返していたため、パンデミックを危惧して中々テーパリングに踏み切れなかったのでしょう。

 

②ロシア ウクライナ侵攻

FOMC パウエル議長の最大の誤算は、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻に伴う原油高だと思います。

原油が高騰すると物流コストが上がり、あらゆる商品の価格が上がります。

ただでさえ、金融緩和で物価高に向かっているのにも関わらず、加えて原油高です。

 

タイミングを考えると、ロシアが狙ってアメリカのインフレを起こした可能性すらあると私は考えております。

 

 

<まとめ>

長文となってしまいましたが、上記2つがパウエル議長がインフレリスクを読み誤った最大の理由だと思います。いずれ起こるであろう次の大暴落時もFOMCは動くことになるはずです。将来、チャートだけでは中々思い出すことは難しいと思い、ブログに残すことにしました。

まだ、下落トレンドの最中なので気が早いかもしれないですね(笑

 

今回のインフレによる暴落は、人生で経験できる暴落の中でも5本の指に入る暴落相場になるのではないでしょうか?

投資をやっていると諸に時代の流れが感じられて楽しいですね!

 

「あの時の下落時に勇気を振り絞って、株を買えてよかった!」と笑って話せる日が来ることを夢見ています。

 

今日はコロナショックの振り返りでした!

今後も引き続き、経済考察を続けていきたいと思います。

 

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