2018慶應義塾大学SFC環境情報学部「物語をつくる」小論文のヒント | ロゴスタガヤス!

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物語をつくる、問題です。
どんなことが採点基準になるのか、。なかなか難しいですがまずは問題3をみてみましょう。


問題3
 あなたが問題2で創作した物語を通して、あなたが読み手に最も強く伝えたいメッセージは何ですか。解答欄3に200字以内で簡潔に説明してください。



最も強く伝えたいメッセージ!どんなメッセージを伝えたいか。もしかしたらこれまでの過去問の「あなたが問題に思うこと」いわゆる問題発見に近い可能性は高いです。ですからあまりにも当たり前で道徳的なメッセージではない方がいいかもしれません。



そしてさらに手掛かりになるのは問題の前にある文章です。少し引用してみましょう。




 慶應義塾大学環境情報学部は、自分が心から好きで面白いと感じていることを研究し、人間の新しい未来をその研究によってみずから切り開きたいという熱意を持った学生を求めています。(中略)これまでにないビジョンやコンセプトを創り出す力が必要です。さらに、研究成果を用いて人々や社会を動かすためにはものごとを想像する力や自分が持っているイメージを他人に的確に伝える能力も必要です。
 以上のことを理解したうえで、(略)



ということは、、、できることなら、

「これまでにないビジョンやコンセプト」を創り出す力がみせられるようなメッセージであればいいでしょうし、さらに「ものごとを想像する力や自分が持っているイメージを他人に的確に伝える能力」を見せられるような物語が期待されると思います。


ただやみくもに物語をつくるのではなく、まずは「あなたが伝えたいメッセージ」の練り込みをやってみてください。


また何度も書いてみている人は面白いことに自分が書いた物語に実は新しいメッセージが隠れている可能性があります(意外に本人は気が付きにくいかもしれません!
)物語から帰納法的にメッセージをあぶりだすことで深みがでるときもあると思います。


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