勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式 -4ページ目

勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

ハイテク業界での経験を生かしてブログを書いてみることにしました。自動制御、ロボット、防衛兵器、画像処理装置、人工知能、組込みソフトウェア等、このような製品を担当したとき、どのような行動を取ればよいのか自問自答も含め展開してみたいと思います。


今日から仕事初めですが

予告編として、次回のアップは


日本がダメになった理由(過去記事)


の続きを書いてみようと思います。

なぜ、この続きを書きたくなったかというと

いまいる会社の社長が言うには

筆者にではなく、

筆者の上司や先輩たちに

明日からでも変わるように言うからです。

これについて、筆者が思ったことを書きたいと

思ったからです。

先に結論だけ書きますと、

人に 

「変わりなさい。」

と言っても変わりません。

変えることはできません。

変えられないのです。

変えられるのは自分自身と環境だけです。

人の思想や信条を変えることはできません。

しかし、自分自身が変わることによって

自分と関係のある他人も変わる可能性があります。

また、自分が社長であれば

変わって欲しい人が部長であれば、

昇格して事業部長にしたり

降格して課長にするような

環境を変えることによって

相手の考え方を変えることができる可能性が生まれます。

少々この点について言及したくなったのです。





謹賀新年

本年も引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

昨年筆者が書いた記事で、

2011年は限られたパイを奪い合う社会に

変容してしまった云々と書いたと思います。

このような状況のとき、

一体、自分はどうしたらよいのか

筆者も本当に

現在の社会で、どんどん下降していくのを

食い止めるための方法をいつも探っています。

正月で時間があるので、ネット検索しますと

興味深い記事がアップされていました。

それはペンネーム:Lilac様の記事で

パイを増やす人とパイを分ける人、で

とても興味深く読むことができました。


http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/95bc603d77d5d69ba1457f72357bdcbe
パイを増やす人とパイを分ける人2011-12-23 16:39:24 |

少々引用させて頂きますと

<引用>

世の中には二種類の人がいる。

「パイを増やす人」と「パイを分ける人」だ。

「パイを増やす人」は、限られた資源しかない場合に、

その資源全体を増やして一人ひとりの取り分を多くしようと発想する人だ。

一方、「パイを分ける人」は今ある資源を前提として、

分けることに集中してしまう人のことである。

例えば、孤島に飛行機が不時着し、100人の人が島に閉じ込められてしまったとしよう。
しかし、飛行機に積まれていた非常食は100人分に満たない。
ここで「パイを増やす人」は、まずどのように食料全体の量を増やそうか、
という方向に考えを進める。島中を探して食べられるものが無いか、
新たに食べ物を作り出すことは出来ないか、海に出て魚を取ってくることは出来ないかなど、
新しいアイディアや外に出て行くことで量を増やし、足りない問題を解決しようと考える。一方、「パイを分ける人」はとりあえず今ある限られた非常食を、どう100人に分配するかということが気になってしまい、そちらを先に進めてしまう。誰に多く、誰に少なく渡すのか。それとも全員平等に分けるのか。

<以下略>

ネット上では結構評判になっている記事で

現在の社会の、世界経済、政治、日本経済、

年金問題、会社、就職、学校生活など、

あらゆる部分で、このようなことが起きているため

数々の意見がアップされています。

一番多い指摘意見は、

パイを増やす人、パイを分ける人以外に

パイをただ食べる人がいるという意見で

まったく同感。

ただ、パイを食べる人というのは

パイを増やす人も、パイを分ける人もパイは食べるわけで

ここでは、ただ、食べるだけというところが、

例えばジェネレーションの不公平、年金の問題と重なって

話題になっているのでしょう。

筆者の立場は、会社の中で営業戦略を立案し、

戦術として自ら実行して、

何億もの売上として結果を残すという

ミッションがありますので、

やはり、営業戦略として考えた場合、

パイを増やす人、パイを分ける人の問題は

どちらかというと、経営戦略の問題だと

考えるものです。

営業にも、この2つのタイプは確実にあるわけで

世渡り上手の営業マンは、うまく、パイを分ける側になって

うまい汁だけ吸おうとしがちです。

それをストップして、フェアーに評価するのは

経営の問題。

パイを分ける側の人間だけを高く評価したあげく

新しい市場、新しい顧客獲得、

パイを拡大していく人間を

排除していけば、その会社の将来はおのずと

先が見えてきます。

現在の日本企業のほとんどが、その状態でしょう。

筆者が一言、言えるとすれば、

今までの製品や、

今までのサービス、

いままでの市場

今までの顧客、

こういうものを追い続けても

市場縮小のときは、一緒に縮小していきます。

みんなで縮小していくのです。

つまり、売上は減っていくのです。徐々にです。

だから、これから2012年生き残るのみならず

2012年に更に売上結果を伸ばすためには

今までと同じこと、同じメンバーでは

到底達成することはできないものと考えます。

つまり、



今までの
 
延長線上に
 
未来はないのです。










今年の年末は

いつもの年と違って

年末という感じがしません。

2011年は、大震災があり、

新たな教訓、新しい考え方を得た年だったと思います。

やはり、経済規模は、4年前に比べて

半分近く落ちている世の中です。

市場規模が落ちているとき、

もっとも、明確に見えることは

ゼロサムというか

限られたパイを奪い合う状況、

弱者を蹴落として

なんとか生き残ろうとする、企業、個人の姿です。

相当数の会社が、

2011年に消えていきました。

ある意味2011年生き残るのは相当奇跡的な

芸当のように感じました。

筆者はそういう中、2010年と同等の状況を維持しました。

これは、まったく良いことでなく、

さらに沈み込んだ状態です。

そして、2011年末に、新たな思いを持つことになりました。

開眼と言っていいかもしれません。

この先の話は来年書かさせて頂くとして

2011年もあと数時間で終わろうとしています。

来るべき2012年がみんなが明るく元気になれる

良い年でありますように。

皆さんのご健康とご多幸をお祈り致します。