衰退していく組織の原因 | 勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

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ハイテク業界での経験を生かしてブログを書いてみることにしました。自動制御、ロボット、防衛兵器、画像処理装置、人工知能、組込みソフトウェア等、このような製品を担当したとき、どのような行動を取ればよいのか自問自答も含め展開してみたいと思います。


久しぶりにアップすることにしました。

梅雨に入ったみたいで雨っぽい天気が続きますね。

しけっていますが、涼しいので助かります。

さて、今日は、会社で出会った

ある考え方について書きたくなりました。

どうしても、ここに留めたくなり、ここにアップしました。

筆者が今いる会社では壱万円以上のものを購入するとき、

稟議書を書かなければなりません。

まずこの壱万円という設定金額も

筆者には納得いかないものですが、

この稟議書がトップのところで通りませんでした。

その理由が仕入れ先の見積り金額が、

サンプル購入と量産購入で

差異がないということにあります。

トップの言い分は、仕入れ先に値下げ交渉したのか、

ですが、

当然交渉した結果を提示しています。

なんでも、サンプルで購入するものは

仕入れ先にもいくらか負担させよ、

仕入れ先も会社のパートナーなのだから。

という思想から来ているようです。

ところが、筆者の購入しようとしたものは、

業界再安値を提示するメーカーです。

まず、一円どころか一銭値段が下がるわけがないのです。

結局筆者の主張は受け入れられず、再度値下げ交渉せよ

という結論になりました。

如何でしょうこのエピソード。

ここにアップしておくと将来社長も読んでくれるかもしれません。

この稟議書通さないと

部下はどうするかを考えてみますと、

この稟議書は二度と上げないと思います。

そして、今回は仕入れ先に頼んで分割払いの伝票に変えるでしょう。

そして次回からは見積りを捏造して

サンプル価格が安くなったように偽装するでしょう。

もしくは稟議書の提出自体を避けるようになります。

すべてに一律の対応は結局は部下の元気を奪ってしまいます。

哲学を取るか、部下のやる気、正直な報告をとるかです。

当然、

筆者は、自分自身の考えよりも

実を採ります。

筆者がもし、社長だったら

さすが社長と言う腰ぎんちゃくの部下は

低い評価です。

正直に悪い報告を勇気を持って、上げてくる部下を

高く評価するからです。

皆様はどうお考えになるでしょうか?