もう一つの問題点は、
新規製品を担当したいと
手を挙げる人が少ないこと、
例え立候補してきたとしても、
売るノウハウ、売るスキルがないという
問題に直面してしまいます。
このように実質上売る人売れる人が
少ない理由は何でしょうか
それは以前にも書きましたが、
新規製品を市場開拓から経験したことのある
営業マンが僅かだからです。
それはどうしてかと言いますと、
言ってしまえば、
世の中の営業マンというのは
本来の純粋な意味の営業をやっている人はほんの僅かだからです。
何が言いたいのかというと、
世の中のほとんどの営業職は
もののアロケーションをする人、
いわば物流を担っている人だからです。
よく例で引き合いに出されるのが
タバコやビール。
小売店から注文があったら
倉庫から何千ケース出してきて
その内の千ケースは渋谷の酒屋さんへ、
五百ケースは何とかの小売店へなど、
倉庫からもしくは工場からものを仕入れてきて
顧客の指示するところにアロケートする。
電子部品だと
この仕事をデリバリーと呼んでいますが、
即ち、世の中の営業マンのたぶん
七割以上がこのデリバリーをやっていて
営業マンと称しています。