人を動かす。 | 勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

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ハイテク業界での経験を生かしてブログを書いてみることにしました。自動制御、ロボット、防衛兵器、画像処理装置、人工知能、組込みソフトウェア等、このような製品を担当したとき、どのような行動を取ればよいのか自問自答も含め展開してみたいと思います。


悪性の風邪のためか、なかなか良くなりません。

寒さの所為かもしれません。


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前回、会社の活動はすべからく

営業のために


と述べました。

こう書いてしまうと

営業以外の部門の方は

自分たちは営業の小間使いではないと
誤解されるかもしれませんので

補足します。

それと恐らく疑問を感じている方が多いかもしれない

「不可能はない」という言葉の補足も。


営業以外の部門というのは

もともと、会社の営業活動で

必要になったために創設された部署です。

これ自体は揺るぎのない事実です。

この事実に疑義を呈する方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、

今や大企業となっている、トヨタやソニーやホンダ、

全てスタートは数人からスタートしたのです。

その時に総務部門や人事部門、法務部門などあったでしょうか?

ないはずです。


大企業から難しい契約書が来たら社員全員で

どう対処しようか知恵を絞ったはずです。

場合によっては外部の専門家に力を借りたかもしれません。

外部の専門家を社内でまかないたいという

要望が高まってきて専門の部署を作ってきたという

流れでしょう。


しかし、

最近では営業部門内部も

担当分けされてきて、

顧客担当、拡販部門、管理部門、後方支援など

細分化されてきているというのが

どこの会社でもみられることではないでしょうか。

これ自体は、筆者は喜ばしい出来事だと思っています。

営業という仕事でも
プリセールス、ポストセールス、アフターセールス

といくつもの局面があります。

筆者自身、

個人の強みを生かす

という切り口で考えた場合、

担当分けして、個人の専門性を生かす方がよいと
強く思っています。


しかし、ここで

境界問題が起きます。

最近同僚から聞いた話を例に挙げますと、


なぜか、納期を回答する部門である
後方支援の仕事が、

現状の自分の枠外の仕事以外は一切

行なわないということになっており、

これがお客様への納期トラブルにつながって
しまっているというものでした。

このとき、彼が取った行動は

お客様がいかに困っているかを

前線の営業マンはよく聞いてきているので、

その部分を後方支援の方にも理解してもらい

「お客様は大変困っているのだから

仕入先への納期催促まで実施してほしい。」

というように説得していました。
(結局YESを引き出すことはできませんでした。)

筆者いわく

「その方法はうまくいきませんよ。

仕事の枠組みとして、納期催促も作業内容に入れない限り

そんな『情け』に訴えたところで変わりませんよ。」

ここで先の疑問

「不可能なことはない」 のなら

この仕事をやってもらうことも可能ではないのか?

と筆者に詰め寄る方がいらっしゃるかもしれません。

結果的に筆者はこの仕事を担当してもらうことは

可能だと思います。

しかし、この段階では、

この問題は、

実は、

人の気持ちを変える

というテーマなのです。

人の気持ちを変えるという命題は

実は、

物理、物の理に
反することなのです。



はっきり言います。

人の気持ちを変えることはできません。


カーネギー氏も「人を動かす」で

はっきり述べています。

人の気持ちを変えるなどおこがましい。

不可能です。

人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。
すなわち、みずから動きたくなる気持を起こさせること
――これが秘訣だ。

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