西堀氏という方の存在を知った感動に
浸っていたいところですが
我々は日銭を稼がなければなりません。
一言、追加しておくとするならば、彼は
石橋を叩いたら渡れない
とおっしゃっておりますが、
「準備は怠りなく、持っていくものは命がけで
世界一のものを選択すること」
とも言っています。
石橋は渡るけれども、しっかりとした装備を持って渡りなさい。
という意味だと思います。
それはそうだと思います。
冬山や南極に軽装で行ったら死にに行くようなものですから。
一応補足です。
さて、
マーケティング戦略に戻りたいと思います。
筆者は一介の営業マンにすぎませんでしたが、
過去にこのタイトルのことを
寝ても覚めても考え続けたことがあります。
早々に結論を書きます。
結論、
売れる製品は確率五分五分
だということに気づきました。
確率五分五分ですから、
やってもやらなくても一緒と
いうようにお考えの方がいたら、
それは
石橋を叩いて渡らない人
ですね。
確率五分五分ですから、たくさん出すほど、
当たる確率が増す、
と考えられる方がいらっしゃったら、
その方は
石橋を叩かないで渡る人か、叩いて渡る人ですね。
筆者は、その証拠を突きつけることにします。
これもあまり感動のない方もいるので
そういう人には、話がいがないのですが、
とにかく続けます。
というより
筆者がわざわざ取り上げるまでもないほど
有名な話なので。
少々気がひけてきました。
”売れる製品かどうか、
結果がでるまでわかりません。
世界中で大ヒットした
ソニーの「ウォークマン」
発売前に役員会議で猛反対されたそうです。
多数の役員は、
絶対に売れない!
に回ったそうです。
しかし、それを当時社長だった盛田氏が
鶴の一声で発売を決めたわけです。
その結果は、がんがん売れて、筆者も含めて
これなしでは生きていけないほどの現代の必需品になったのでした。
でも、ここで重要なのは、発売前、
多数決では売れないという判断だったことです。
つまり、ここには教訓が2つあります。
1.売れるか売れないかは事前に知ることはできない。
または困難。
ソニーのマーケティングの役員は会議の前に
市場調査を徹底的にやったそうです。
それでも結果は売れないという結果だったのです。
一言、言わせてもらえば、再生専用の持ち歩き用カセットなんて
当時、この世になかったのにどうやって需要を調査したのか疑問です。
つまり、
この世にないものの需要の市場調査は不可能に近いということです。
そして、2つ目は
2.こういったことは多数決で決めるものではありません。
みんなの意見を聞きながら調整するようなやり方では、
ソニーの「ウォークマン」は生まれなかったということです。
多数決が必ずしもいい結果を生むわけではないのです。
最終的には最高責任者、ひとりが決断すればよいと思っています。
こういうトップダウン型の指導者の不足が現在のヒット商品のなさに
つながっています。
蛇足ですが、
一時期、ほしいものがない消費者が話題に登りましたが、
それは、事実ではないと思います。
筆者はこの世に存在してないもので
欲しいものがいっぱいあります。
例えば、
手が汚れない新聞、ページをめくらなくてもよい新聞。
混んでる電車の中でも手で持たなくても読める新聞。
捨てなくてもよい新聞。(ホメオペイプ)
新聞という切り口でもこんなに問題があり、多数決では多数にならない
需要があることに気づかされます。
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