現場に血が流れる一番の理由 | 勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

ハイテク業界での経験を生かしてブログを書いてみることにしました。自動制御、ロボット、防衛兵器、画像処理装置、人工知能、組込みソフトウェア等、このような製品を担当したとき、どのような行動を取ればよいのか自問自答も含め展開してみたいと思います。


「情報に対する考え方」は
個々人で考え方が異なるのは当然と理解しています。

応援クリックよろしくお願い致します。
 ↓
人気blogランキングへ


人間ですから考え方が異なって当然です。

但し、弱者なのに強者の戦略を取る場合だけは頂けません。

今回のテーマは、筆者の経験事例なんで

筆者の個人的な感想になります。


巨大企業からのスピンアウト組による
熟成したノウハウの取得。

ベンチャーにとっては大変チャンスなことと思います。

筆者も同感の至りです。

但し、大企業の文化をそのまま持ってくるとなると

話は別です。

戦略を間違ってしまいます。


情報の取り扱いについては、

弱者と強者では根本が異なるため

ここは十分理解する必要があります。

筆者が聞いて仰天した発言は以下でした。

「情報は上から落ちてくるものを受動的に
待つのではなく、
自ら能動的に努力して、社内を駆けずり回って
取得するものである。
情報は、上層からブロードキャストするものなど僅かである。」

と断言していました。

この内容は100%正しいです。

明らかに正しいので、

別段仰天することはないだろうと

不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、

これは、

弱者の戦略からすると誤りなのです。

どこが誤りなのでしょうか。

情報は受動的に待つのではなく、
自ら能動的に努力して取得するのは

当然ですし、

最大限の努力をするのも至極当然のことです。

しかし、

ここに盲点があります。


それは

情報が上層からブロードキャストされない点です。

これは、

強者なら、当然、ある理由から恣意的な情報制限をかけても
不思議なことではないのですが、

弱者の場合、

限られた資源で

限られた人材で

限られた能力で

限られた時間で

生きるか死ぬかの闘いをしているのです。

そんな、個々人全員がかけずりまわって、

情報収集するとなると、

重複作業も甚だしい上に

実際の戦闘にかける時間が減ってしまいます。

しかも、

自ら能動的に情報を収集し、

行動に反映させ、

また次の闘いに生かしていく!

というような

俗にいう優秀な人間は

巨大企業の中には

山ほどいるかもしれませんが、

限られた人材しかいないベンチャーに。

そんな人材が何人も集まるわけもないのです。

(その理由と対策は今後書くことになります)

大企業では、社内で競争するほど人材が溢れているかもしれませんが

弱者は、社内抗争している余裕は

まったく

ありません。

ゆえに

情報はまとめて、生のまま、

どんどん上層から配信するのが良いのです。

情報の出し惜しみは

「どうして現場に血が流れるんだ」


と現場のリーダーに叫ばしてしまうほど

現場に犠牲者の山を築いてしまう

可能性のある

弱者にとって

もっとも危険な命取りとなる戦略なのです。

応援クリックよろしくお願い致します。