情報の重要性 | 勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

ハイテク業界での経験を生かしてブログを書いてみることにしました。自動制御、ロボット、防衛兵器、画像処理装置、人工知能、組込みソフトウェア等、このような製品を担当したとき、どのような行動を取ればよいのか自問自答も含め展開してみたいと思います。

これは、皆様、ご理解されているテーマだと思います。

しかし、弱者の視点で検討したときの情報の重要性は

もう少々踏み込んで別な観点からみる必要があります。

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そもそも、情報というものは多ければ

多い程よいというわけではありません。

だからと言って、

質の良い情報だけ集めようというのは

現実的ではありません。残念ながら。

ところで、

質の良い情報とは何でしょうか?

情報の質のよさの一番の条件は

それは


真実


であることです。

情報は、

実は敵が流しているものが一番多く、


嘘と真実が入り混じって


流れています。

では、この情報をどのように見分ければ

良いのでしょうか?

これには、

得策があるわけではなく、

やはり経験から、1点1点、洞察していくしか
ないのではないでしょうか。

と筆者は考えます。


冒頭に質の良い情報だけ集めようというのは

ムシが良すぎると記述しました。


それでは、弱者は、


情報に対してどういう姿勢で臨めば良いでしょうか?

筆者の考えを述べたいと思います。

筆者自身は、戦闘初期の段階では、

情報は多ければ多いほどよいと考えています。



取捨選択は情報を得た者が行なう。

それほど多くの時間がかかるわけではありません。

しかも、

量が多い中から

共通点や傾向をつかむことができますので

そこから真実を推論していくことができます。

そして、

でき得るならば、実際現場で

真実を確認します。

そしてさらに情報を追加し、味方にも周知させます。

その繰り返しの中で、信頼のおけるソースも

把握できるようになってきます。

というように考えます。

実は、

弱者の場合、肝心なのは、

情報の内容もさることながら


味方同士での情報の共有化が必要です。


事件で有名になったライブドア社ではあらゆる情報が

メールでCCで配信されていたそうです。

これは、正しい方針だと思いました。

できれば、上層での取捨選択はせずに

どんどん流すというのが理想です。

よく大組織の中では、情報が上から流れていく過程で

徐々に加工されてしまい、

下位に伝わったときには異なる情報になっていた。

というようなことをよく耳にします。

実はこれは強者の戦略です。

敵の目をくらますにはまず味方から

の例えのように上層からの要所要所で

情報操作が行なわれます。

これはこれで強者の戦略としては正しいと思います。
(詳細はいつか書きたいと思います)

しかし、弱者はそれでは勝てません。

少ない人員で、限られた人材で

少ない資源で

一極集中で闘っているからです。

元々強者と比べ不利な条件で闘っているのに

そんな悠長なことをしていたら、

戦局が変わったときに

次なる手を打つのが遅れてしまいます。

こういうとき、
現場の人間はいつものセリフを吐くことになります。

「事件は会議室で起きているのではなく、
事件は現場で起きている!」 と。

話を戻しまして、

情報の共有化ですが、


味方の中で素早く情報を共有化して

どこを切っても同じ方針、

ベクトルを持って闘う。

これが

一点突破の弱者の戦略


だと思います。


個別の戦略は、それぞれのTOPの考え方ひとつで

大きく左右してきます。


優れた指導者はどのような

考えで情報の問題に挑むか、大変興味がある問題です。

なぜなら、

「情報」に対する扱い、考え方、方針は

第2次世界大戦での米国、日本、ドイツの情報合戦を

振り返るまでもなく、

闘いの勝ち負けにまで発展する程の


重要なファクター


であるからです。

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