2022年度の高校入試が終わった。
入試の傾向が大きく変わり,普段通りに力を出せた人もいれば,惜しくも力を出しきれなかった人もいる。
無事に合格した人たちは,本当によくがんばった。最後の最後まできっちり準備をして,傾向が変わろうともそれを乗り越える力を身につけていた。今回の成功体験を忘れず,これからもがんばってほしい。
惜しくも不合格だった人は,ここから何を得るかが大切。いまの悔しい気持ちを忘れず,今日からまた勉強を始めよう。
人は「成功」と「挫折」を繰り返しながら成長する。
そして生きていく上で必要になるのは何より「挫折」だ。
合格に向けて努力した,それが大きければ大きいほど悔しさも大きかろう。
しかし3年後にやり返せばいいのだ。
3年後だけではない。その先も,さらにその先もずっとずっと先まで。勝つまでチャンスはあるのだ。
受験は人を成長させる。
多くの人が人生で初めて本気で戦い,社会からの客観的な評価を得る。
人は社会から評価をされ続けて生きていく。
受験はその初陣なのだ。
結果よりも「戦った」ことそのものが重要である。
この経験で学んだことを次のステージで活かしてほしい。
キミたちの人生は,まだ始まったばかり。
道半ばだ。
長い人生のなかで,先制点を取ったか取られたか,そのくらいのもの。
サッカーで言えば前半15分,野球なら2回表くらいだ。
ここからどんな努力をして,どんな生き方をしていくのか。
この先のシナリオはまったくの白紙。
自分のドラマを好きなように書けばよい。
改めて卒業おめでとう!
みんなの今後の活躍とさらなる進化,成長を楽しみにしております。