薬屋のひとりごと
猫猫の調合書


水蓮の西方風焼き菓子
乳酪と果実の匂いが強い。生地はふわっとしていて、力をこめるとすぐ潰れてしまう。
「っふ」これは、猫猫は目をぱちぱちさせる。
辛い物の方が好きな猫猫だが、甘い物の味だってわかる。干した葡萄の風味と胡桃の歯ごたえが良い。何より隠し味が効いている。
思わずもう一個と、手が伸びそうになって「いかんいかん」と首を横に振る。
「さすがは水蓮さまですね」
(『薬屋のひとりごと』八巻十七話「変人対変態」より)
■用意するもの
パウンド型 (18×6cm)
ハンドミキサー (あるいは馬閃)
■材料
卵 M2個(計約100ℊ)
薄力粉 100ℊ(ふるっておく)※
砂糖(グラニュー糖) 100ℊ※
バター(食塩不使用) 100ℊ※
刻んだ胡桃 大さじ1(約10ℊ)
※薄力粉、グラニュー糖、無塩バターの分量は卵の重さにそろえて調整する
A 干し葡萄 大さじ3(約35ℊ)
A デーツ(種なし) 5個
ブランデー Aが浸る分量(約100㏄)
<シロップ>
水 大さじ2(約30ml)
砂糖(グラニュー糖) 大さじ1(約12ℊ)
漬け込んだAを取り出した後のブランデー(残り) 大さじ2
<焦がしバター>
バター(食塩不使用) 30ℊ
■作り方
1. 細かく刻んだデーツと干し葡萄を容器に入れ、ブランデーを注いで浸して
おく。
2. 卵を溶きほぐして重さを測る。この卵の重さを基準にして、バター・
薄力粉・砂糖も同じ重さにそろえる(例:卵が96gの場合、他の材料も
それぞれ96gにする)。バターは薄くスライスし、ラップ越しに手で押して
やわらかくしてから、ボウルに入れてヘラでなめらかになるまで混ぜる
(このとき加熱して溶かさないように注意。あくまでも、やわらかくする
ことがポイント)。次に砂糖を加え、ヘラで軽く混ぜ、全体をなじませる。
さらにハンドミキサー(あるいは馬閃)を使って、白っぽくふんわりとし、
甘い香りが立つまで攪拌する。
3. 2のボウルに卵液を大さじ1加え、ハンドミキサー(低速)で約3分よく
攪拌する。次に卵液の残り半量を加えて再びよく混ぜ、なめらかになった
ら薄力粉小さじ1をふるい入れてさっくりと混ぜる(卵液を加えると分離
しやすいため、ここで少量の粉を先に入れて防ぐ)。続いて残りの卵液を
少しずつ加え、全体をしっかり混ぜる。卵液をすべて加え、なめらかに
なったら再びハンドミキサーでよく混ぜる。
4. ふるっておいた薄力粉をすべて加え、ヘラで切るように混ぜる。
生地につやが出るまで(約3分)しっかり混ぜること
(ここでしっかり混ぜないと、生地が膨らまなくなるので注意)。
5. 1でブランデーに浸けておいたデーツと干し葡萄の汁気を軽く切り、
刻んだ胡桃と合わせて薄力粉(分量外・小さじ1)をまぶす。それを生地
に加え、ヘラでさっくりと混ぜ合わせる。使ったブランデーは後でシロップ
に使うので、捨てずに取っておく。
6. パウンド型の内側にバター(分量外)を塗り、薄力粉小さじ1(分量外)
をはたいておく。5の生地を入れ、ヘラで平らにならす。さらに、20cm
ほどの高さからトントンと落として空気を抜く。

7. 180℃に予熱したオーブンで15分焼く。その後、一度オーブンの扉を開けて
庫内の温度を下げ、160℃に設定しさらに40分焼く。焼いている間に
シロップを作る。鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、砂糖が完全に溶けたら、
Aを浸けた残りのブランデーから大さじ2を加え、粗熱を取っておく。
8. 7を焼いている間、ケーキが入るサイズのフライパン(直径20cm以上)
でバターを溶かし、焦がしバターを作っておく。40分後、ケーキの中心に
竹串を刺して、生地がついてこなければ焼き上がり(焼きが甘い場合は、
5分ほど追加して焼き、様子を見る)。焼き上がったケーキは崩れないよう
にそっと型から外し、写真のように焦がしバターで側面をソテーする
(極弱火)。
7. バターが全体にしみ込んだらシロップをまんべんなく刷毛で塗り、
熱いうちにラップで包む。粗熱がとれ、シロップがしっとりとしみ込ん
だら完成。


























大きめの耐熱容器に水と寒天パウダーを入れて箸でよく混ぜ、ラップをせずに電子レンジ600Wで1分30秒加熱する(沸騰させるのが目的)。熱いうちに砂糖と牛乳を加え、再び電子レンジ600Wで1分加熱する。平らな容器に流し入れて冷やし固め、固まったら蝶の抜き型で抜く。






















