薬屋のひとりごと
猫猫の調合書


滝壺の蕗煮
猫猫は濡れた薬草の束をあさり、筍の皮の小さな包みを壬氏の前に差し出す。
龍の髭をほどくと、煮た蕗がある。
何重にも包んでいたおかげで、中はあまり濡れていないようだ。
「なにかの薬か?」「いえ、壬氏さまは塩が足りないようなので」
今朝、朝餉に出たもので、味付けが気に入って下女に包んでもらっていたのだ。
(『薬屋のひとりごと』三巻十九話「狩り 後編」より)
■材料
蕗 (60cmくらいのもの3~4本)
塩 小さじ1(約6g)
サフラン 1つまみ
水 300ml
A 中華用干しエビ 8g
A 酒 大さじ1と1/2 (約22g)
A 顆粒鶏がらスープの素 小さじ1/2(約1.5g)
A 塩 小さじ1/2(約3g)
A 砂糖(グラニュー糖) 小さじ1/2(約2g)
針生姜 生姜薄切り1枚分
ごま油 大さじ1/2(約6ml)
■作り方
前準備 サフラン1つまみを分量の水に入れ、20分ほど漬けて、サフラン水を作る。

1. 蕗をフライパンの直径より少し短めに切り、塩(小さじ1)をまぶしてまな
板の上で板ずりをする。
2. フライパンで蕗が浸るぐらいの湯(分量外)を沸かし、塩がついたままの蕗
を5分ゆでる。

3. 5分経ったら蕗をザルに上げて湯を切り、水にさらしてから筋を取る。

4. まな板をさっと洗い、筋取りした蕗を5cmほどの長さに切る。
5. フライパンにごま油と針生姜を入れて中火で1分ほど加熱する。
切った蕗を加えて、強火で2~3分炒める。
6. 炒めた蕗を小鍋に移し、準備しておいたサフラン水とAの材料をすべて
加えて中火にかけ、一度煮立たせる。沸騰したらあくをすくい、弱火に
して10分ほど煮たら完成。
